子どもにいっぱい食べてもらううえで、実はとても大事なのは、「盛り付けの工夫」です。

お皿に山もりにすると、たくさん残すことになるとおもっただけで、こどもは、もう食欲がなくなってしまいます。

最初、「これぐらいは食べるな」とおもうより少なめにしておくと、こどもは「これっぽっちじゃあ、とてもたりない」という気になります。

こうならなくてはウソです。

とにかく、心の底から食べ物を欲しがるようにしむけなければいけません。

こどもの食欲がほんとうに少なけれぽ、お皿につけてやる量もごくごく少なくすることです。

肉を茶サジー杯、野菜も茶サジー杯ぐらいにします。

それをたべてしまっても、あなたの方から「もっとあげましょうか」などと催促がましいことは絶対にいわないことです。

「もっとちょうだい」と言えばいいことが子供にわかるまで、何日かかっても、決してお母さん、お父さんからいい出さないようにします。


現在日本では、どこのどんな食べ物屋さんでも割箸が出てきますが、高級な店ほど、箸や箸置、箸袋を大切にし、しゃれたものを使います。

割箸の扱いですが、まず、袋に入っていて箸置がない場合は、その袋を箸置の替わりにします。

千代結びでも、二つ折りでも、独自の型に作ってもよく、食事中はその上に箸を休め、終わったら、使った箸先が見えないように、それに差しておきます。

また、箸置があるときは袋は使いませんが、食べ終わったときに箸を袋に戻し、使用しましたという印に、袋の先端を少し折り返しておきましょう。

それから、一人ずつのお膳で出されたとき、縁のあるお膳なら、食事中は左端の手前の縁を箸置の替わりにしてもよいのです。
 
「少ししかたべない子には、お母さんがたべさせた方がいいでしょうか?」というご質問をよくいただきます。
 
正しくしつけられた子は、だいたい1年から1年半の間に、一人でたべられるようになるはずです。
 
しかし、2歳になっても、3才になっても、あるいは4才になっても、まだいちいちたべさせている心配性のお母さんがいます
 
(たいてい無理やりたべさせていることが多いのですが)。
 
こういう場合は、ただお母さんに、もうたべさせるのはやめなさいというだけでは問題は解決しません。
 
こどもに、自分からたべようという気がないからです。
 
当然、たべさせてもらうものだとおもっているのです。
 
その子にとっては、お母さんがたべさせてくれることは、お母さんが自分を愛し、大事にしてくれている、かけがえのない証拠でもあるのです。
 
だから、急にたべさせるのをやめたりすると、こどもはひどく感情を害し、お母さんを恨み、腹を立てます。
 
そして、2日も3日もいっさいたべものを口にしなくなります。
 
過剰にお母さんがコミットするのは、そういったデメリットがあるのです。