十四代龍泉、磯自慢大吟醸28 Nobilmente、新政No.6 X-type Essence | 少佐の絵日記

少佐の絵日記

基本は自分用の備忘録なのです。
どーでもいいネタもたくさんあります。

取捨選択して見るベシ。

クリスマスもすぎて、年末押し迫ったとある日。
白河市内のBy寿さんで頂いて参りました。




最初は、磯自慢大吟醸28Nobilmente(ノビルメンテ)から。
箱が似ている中取り35と違って純米酒ではありません。
蔵元のHPをみるとどれだけの量のアルコールをどのタイミングで添加したのかまで詳細に書いてあります。
データ好き、うんちく好き対応も万全。
せっかくの香り成分がもろみに残ってしまわないように、、、しっかりお酒に移ってくれるようにアルコールを使用するらしいです。

その名の通り、お上品な、エレガントな、メロンのような香りがします。
ややツンとした感じがありますが、華やかだけど派手ではない。
するっと入る、さらっさらの舌触り。とてもきめ細やか。
雑味が非常にすくない、水のように飲みやすい。
本当にキレイな甘みとか、酸味とかのバランスが絶品。

続いては十四代龍泉
プレミアムもいきつくとこまで行ってしまった感があるこのお酒。
本日の楽天でのお値段は「こちら」
40万円を超えていますがな。

本当にひさしぶり、ほぼ4年ぶりに口にすることができました。
同じグラスに注いで、磯自慢と並べてみます。

むかって左が龍泉。磯自慢と比べて、明らかに黄色い。
飲めばねっとり、やさしくあまーい、うまーい。
香りもあまーい。フルーティな香りというよりは、バニラとか、水飴とか、香りもねっとり感。
酸味も、うま味成分も多めで、ドシっと腰のすわった重量感があります。
そのくせ、しつこさなく、飲みやすい。
でも、この重さや甘さは、合わせる料理を選びますな。


そして3本目に選んだのは、今を時めく新政No.6
昨年は白い箱入りX'mas typeをいただきましたが、
今年はグレーの箱入りX-type Essenceです。

よくある四合瓶サイズなのに720mlでなく740ml入ってる。
ちょっとお得♡、なわけではなく、
「瓶内の空気を少しでも減らすため」と説明をうけ。

???

フレッシュさが売りのNo.6は生酒です。
そのため、瓶詰め後も時間の経過とともに瓶内で発酵が進んでいきます。
酵母がブドウ糖をアルコールに変化させるためには酸素が必要なので、
瓶内の空気(酸素)を減らす→瓶内発酵を抑制→出荷時の味を保持 というわけだそう。
こだわりの20ml増量。

開栓時に「プシュっ」とか脅かされますが、噴き出すほどではありません。
ほんのり、うっすら黄色い、グラスにプチプチがついてキラキラととても綺麗なお酒。
こんなおっさん集団の座敷でなく、クリスマスのカップルが似合うと思う。

フルーティな香りは青リンゴでしょうか。とてもさわやか。
重たい十四代の後だけに、口当たり軽く、微発泡感とあわせて、とても軽やかなお酒。
かと思いきや、結構旨口。
うま味成分多いですよ。
見た目、香り、口当たりに騙されそうになりますが、さらにちょっとあとからの酸が濃厚。
あとからくる酸の量と種類が豊富で、結構な暴れん坊。
濃厚ソースのフランス料理なんかが似合いそう。