来年から高校生になるみなさんへ
高校に、様々な希望や不安を持っているとおもいます。
私は高校を含め学校での勤務経験があります。
高校に入る前に、ぜひ心に留めておいて欲しいことを書きます。
3:
英和・和英辞典(紙)と電子辞書を買っておく。
最近、ipadを生徒に所持させる学校が増えています。
中学校を卒業したばかりのみなさんは、
「インターネットでも英単語の意味を調べられる」
と聞けば、スマホやインターネットで済ませてしまう人が多いと思います。
しかし、
ipadやスマホのインターネットの辞書には欠点があります。1が最大の欠点です。
1:学校の英文法や読解の授業で必要な情報が
・載っていない
・スクロールして探さないと見つからない
単語とその訳、英文とその訳が分かれば十分、ではありません。
その後はどの品詞として働くのか
動詞であれば、自動詞と他動詞の働きのどちらか、あるいは両方か
どんな文構造をとるのか(SV、SVM、SVC、SVO、SVOO、SVOCなど)
その構造で、各要素(S、O,C、M)にはどんな言葉が来るか
などなど、高校生の本来の学習をするのに必要な情報は、沢山あります。
このような情報が、インターネットの辞書では調べにくいか、載っていないのです。
2:入力から結果の表示まで、時間がかかる。
3:ブルーライトのせいで、脳が冴えて夜の勉強には向かない。
これは電子辞書でも同じことが言えますが、
ipadの方が画面が大きい分、脳を覚醒させる作用は実感として大きいです。
PCも同様です。
逆に、眠気がある朝に使用すれば、目を覚ます効果が多少あります。
以下、英語学習における、紙の辞書と電子辞書のメリットを書きます。
★紙の辞書のメリット(1が最大のメリット)
1:必要な情報が紙面に全て並んでいる
電子辞書との大きな違いです。
3:ブルーライトを発しない
インターネットの辞書・電子辞書と比較して、最大のメリットは、
ブルーライトを発しないという点です。
夜中、就寝時間の2~3時間以内は、質の高い睡眠の妨げにならないよう、
ブルーライトを極力目に入れないことが重要です。
そのため、電子辞書の使用も、あまりお勧めできません。
このような環境では、紙の辞書が役に立ちます。
夜に英語を勉強する場合、紙の辞書があるとよいでしょう。
4:比較的安い
★電子辞書のメリット
1:高校生が一般的に使用する紙の辞書には収録されていない、
多数の情報が調べられる。
用例(その単語の例文)、成句・複合語の例文、その他の情報が圧倒的に多い。
ジャンプ機能を使って、画面に表示されている語のページにも調べられる。
2:例文検索機能がある。
検索欄に、複数の語を入力して、その語を使った例文を調べられる。
作文のためのモデル探しや、英文理解の際に似た文を探して英文の参考にできる。
3:成句・複合語検索機能がある。
検索欄に、複数の語を入力して、その語を使った成句・複合語を調べられる。
例文も付いている。
4:発音も聴ける
以上が理由で、
高校生には、紙の辞書と電子辞書の両方を勧めています。
国語の古典でも辞書が必要で、荷物の多い高校生の生活を考えると
個人的には
電子辞書:必須
紙の辞書:金銭的に余裕があれば買い、家庭学習で使用。(夜の学習に向いているため)
(和英と英和がくっついているもの)
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