皇后ジョゼフィーヌ

 

1763年の本日、6月23日は、ナポレオン・ボナパルトの皇后となったジョゼフィーヌ・ド・ボアルネの生誕日です。

ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネ(Josephine de Beauharnais)は、カリブ海のフランス領マルティニク島で生まれました。

 

ナポレオンと結婚する前に、アレクサンドル・ド・ボアルネと結婚して、二人の子供がいました。

息子のウジェーヌが、押収されていた父のサーベルを返してもらいにナポレオンのもとを尋ね、サーベルが帰ってきたお礼に、今度はジョゼフィーヌが訪れたのが二人のなれそめでした。

彼女の名前は「マリー・ジョゼフ・ローズ・タシェ・ド・ラ・パジュリ」で、皆は彼女のことを「ローズ」と呼んでいました。ナポレオンは特別な人を皆と同じ名前で呼ぶのがいやで彼女のことを「ジョゼフ」の女性形「ジョゼフィーヌ」と呼びました。

 

ナポレオンの求婚により、二人が結婚した時、彼女は32歳、ナポレオンは26歳でした。

 

 

彼女の名前にもある「バラ」の愛好家としても有名でした。

マルメゾンでバラを栽培して鑑賞するだけでなく、画家ルドゥーテに描かせました。

 

フランス革命後まもない1780年創業のショーメは、皇后ジョゼフィーヌの御用達となったことでハイジュエラーへの道を歩み始めました。ショーメにとっては彼女はミューズでした。今でもジョゼフィーヌにインスパイアされたコレクションがあります。

 

皇后ジョセフィーヌの命式を見て見ましょう。

 

  干支 蔵干 通変星  12運

年 癸 己 偏財 比肩 冠帯

月 戊 己 劫財 比肩 建禄

日      印綬 帝旺

 

己巳」生まれの人です。

「己巳」の象徴は「夏の始まりの畑」です。

ほっかほかの畑のような、庶民的で温かくて面倒見の良い人です。

様々な作物を育てる畑という象徴であるため、

「己」の人は、人を育てる教育者に向いています。

彼女は日の通変星が「印綬」になります。

「印綬」は、知的好奇心が強い研究者タイプの人です。

 

また三つの地支が「」「」「」とう「南方合」となるので、「火」がかなり強いです。「己」にとって「火」は「印星」になります。

「印星」は「比劫星」を強める働きがあります。

その上、命式に「比肩」が2つに「劫財」が1つと3つも「比劫星」があります。

かなり自我が強いタイプの人です。

 

12運も「冠帯」「建禄」「帝旺」とエネルギー値が高いものが揃っています。

3柱のエネルギー値は、33にもなります。

 

一時は、処刑直前までいきながらも、最後は皇后にまで上り詰めた波瀾万丈の激しい人生を、人並みはずれた強い意志力で生きた人でした。