6月20日 芹香斗亜さん
芹香斗亜さんをご存じでしょうか?
宝塚歌劇団の宙組トップスターさんです。
「6月20日は芹香斗亜さんのお誕生日?」ではありません。
私は宝塚歌劇を観劇することを趣味にしています。
とはいっても、月1回大劇場のチケットが取れたら観劇するくらいのごくライトなファンです。
月何回も通ったり、特定の生徒さんを熱心に応援したりということはしていません。
ですが、5組のなかでは宙組が特に好きで宙組公演だけは過去同じ演目を2回観劇したことがあります。
去年の秋に劇団員が自殺するという悲しい出来事がおこり、宙組公演は中止になりました。
2024年の本日6月20日は、長らく中止されていた宙組公演が再開される日です。
芹香斗亜さんは去年、真風涼帆さんの退団をうけてすでに、トップスターにご就任されておられましたが、
大劇場お披露目公演は、たった2日公演しただけで中止となってしまいました。
そして、本日満を持して、芹香斗亜さんがトップスターとして宝塚大劇場の舞台に立たれます。
その意味で、トップスター芹香斗亜さんのリスタートの日だと思います。
いろいろな意味でリハビリ公演ということで、イレギュラーな公演になっておりますが、彼女には、無理せずゆっくりと、しかし確実に宙組トップスターとしての人生を歩んでいってほしいなと思います。
宙組生の死亡に関しては、様々なメディアで取り上げられているので、ここであえて語ろうとは思いません。
ただ、メディアや個人がこぞって、宙組の生徒さんのことを激しくバッシングしていることに関しては、思うところがあります。
昨今、宙組のことにかぎらず、何かが起こると一斉にメディアや個人がネットでかかわった人を叩くことが横行しているように思います。
いわゆるネットバッシングといわれるものです。
直接対面するのと違って相手が誰か特定できないので、どんどんエスカレートしていく傾向にあります。
叩いている一人一人は軽い気持ちなのかもしれませんが、
バッシングされる人々にとっては、たまらないと思います。それこそ、二次、三次災害につながる可能性もあります。
宝塚歌劇団には素敵な生徒さんが沢山いらっしゃり、
応援したい方が沢山おられます。
ですので、芹香斗亜さんを特別応援していた訳ではありませんが、このことが起こってから、酷いバッシングにさらされる彼女がお気の毒でならず、心から応援したい気持ちになりました。
彼女は、実力と容姿の美しさを兼ね備えた素晴らしいトップスターですが、何よりも、苦難の情況にあっても仕事を投げ出さない責任感の強さ、志の高さに感服しました。
私も、そして生きている人はだれもが、日々の生活や人間関係でストレスをかかえることがあるでしょう。
そんな時、私は、宝塚の方々の頑張っている姿をみて、勇気づけられてきました。
自分も辛いことはありますが、彼女の姿をみると、甘えてはいられないなと思います。
そんな、芹香斗亜さんの命式(生年月日はフェアリーなのでふせます)を見て見ました。
干支 蔵干 通変星 12運
年 己巳 丙 偏財 傷官 沐浴
月 丁丑 己 食神 偏財 衰
日 乙酉 辛 偏官 絶
「乙酉」の生まれの方です。
象徴は「秋の盛りの草花」です。
コスモスのような可憐で控えめな印象ですね。
コスモスの花言葉は「乙女の純潔」「調和」「謙虚」です。
「乙」生まれの人は、可憐な草花のように平和主義で協調性がある人です。
一方では、蔓草のように、人に踏まれても耐え抜く忍耐力がある人です。
可憐でたおやかな印象と、たくましさの両方を備えています。
「酉」は成熟する秋を象徴する地支なので、頭脳明晰で、クールで、大人っぽい人でもあります。
「乙」から見て、地支「酉」は、蔵干通変星が「官星」になります。
芹香さんは「偏官」が出ます。
「偏官」は自分を強烈に尅す星です。
例えば、鉄が火にあぶられて溶けるように、尅される力がつよいと、一所にとどまれず、動き回るので、せっかちで、何でもスピーディーにこなします。
そして、尅されることで、それを跳ね返す克己心が養われます。
責任感が強く、正義感が強く、人にもおのれにも恥じることのない生き方をしようとする人です。
義侠心がある姉御肌の性格です。
自信家で行動力があります。
彼女の命式は年月日の地支が「巳・酉・丑」と三合金局がそろっています。日の「酉」を中心に三つの地支が連合を組んで「金気」が強まります。
彼女にとって「金」は「官星」となるので、とても責任感が強くなるのかもしれません。
12運は、人の一生のサイクルを意味します。
「絶」は魂になって空中を浮遊している状態です。
現在、過去、未来といった時間の制約を離れた状態であるため、過去を振り返らず、未来を憂えず、今に集中することができる人です。
なので、非常にせっかちで、集中力があり、普通の人がこなせないようなマルチタスクをこなせる人です。
とても感性が鋭くスピリチュアルな面があります。
彼女は、日課として瞑想をされているというのを聞いたことがあります。
「絶」の人は、精神世界に興味があり、自分の心の中に閉じこもる傾向があります。
「乙酉」は、「酉」を「ハサミ」と見れば、ハサミで切り取られた「切り花」をも意味します。または、「ハサミ」で美しく整えられた花とも言えます。
ですので、とても美意識の高い人です。スタイリッシュでオシャレな人です。
しかし、ハサミで根を切り取られているので、自ら水をとりにいくことができません。花瓶の水をきれいな水に変えてくれたり、日のあたるところに置いてもらう必要があります。
もともと「乙」の人は、草花なので日光や水などの環境の影響を受けやすい面があります。とても感受性が強く繊細なのです。
切り花の「乙酉」の人は、特に焦りや不安感にさいなまれやすいところがあるので、メンタルケアが大切です。
ライトな一ファンから見ても、芹香斗亜さんの就任前の情況が彼女にとってとても大変なものであることは想像に難くない情況でした。
すごくご自分を追い込んでいらっしゃったのではないかと思います。
そんな中で今回の事件が起こり、世間からバッシングを受け、どんなに我慢強い方でもメンタルが傷つかないわけがありません。
そんな中で舞台に立たれる彼女に、本当に敬意を感じます。
誰もが日々のストレスを感じて、人間関係に悩みながら生きています。
わたしもそうです。
たくましいタカラジェンヌの方のありようは、そんな私を励ましてくれる存在です。
だから彼女を応援したいと思うのです。
今の困難な情況を克服して、大輪の花を咲かせていただきたいと思います。