6月6日生まれ アレクサンドラ皇后
1872年の今日6月6日は、ロシア革命に散ったニコライ2世の皇后、アレクサンドラが生まれた日です。
アレクサンドラ皇后は、イギリスのヴィクトリア女王の孫娘で、ロシア皇帝ニコライ二世と大恋愛ののちに結ばれました。しかし、姑マリアとの折り合いは悪く、内気な彼女は宮廷に溶け込めませんでした。
夫婦仲はとても良くて二人の間には5人の子供が生まれています。彼女は当時の皇族としては珍しく子供達を母乳で育てたといわれています。
皇太子が血友病であったことから、皇太子の病気を治す力をもつというラスプーチンに傾倒していったこともロシア国民の不人気の要因となりました。
しかし、彼女は戦争中は看護婦として奉仕するなど、とても愛情深い面があったと思います。
藤色が好きで、壁紙やドレスに使っていたそうです。
ロシア革命によって、1918年、監禁先のエカテリンブルクで夫、子供達ともに射殺されました。
宝塚歌劇の作品に、上田久美子先生演出の『神々の土地』と言う作品があります。
革命前後のロシア宮廷を描いた作品で、宙組トップスター
朝夏まなとさんの退団公演でした。
凛城きらさんという男役の方が彼女の役を演じておられました。宝塚歌劇では時々、普段男性の役をする男役の方が女性の役をされることがあります。凛城さんの女性役は自然でとても魅力的です。
アレクサンドラ皇后の命式を見て見ましょう。
アレクサンドラ・ヒョードロヴナ 1872年6月6日生まれ
干支 蔵干 通変星 12運
年 壬申 戊 偏印 偏財 絶
月 丙午 丙 食神 食神 死
日 甲申 戊 偏財 絶
「甲申」の方です。
「甲」の象徴は「大樹」。
まっすぐに天に向かって伸びる大樹のように、一本気な性格で向上心が強い人です。
「甲」は陽の木ですが、木の五徳は「仁」。「人を愛する」がテーマの人です。
通変星は「食神」2つに「偏財」が2つ有ります。
「食神」は、」子供のように明るく天真爛漫で、衣食住に不自由しないといわれます。「偏財」はコミュニケーション力が高くて、人当たりが良い星です。
小さい頃、とてもチャーミングな孫娘のことを祖母のヴィクトリア女王は可愛がっていたといいます。素直で、人を思いやれる彼女の性格は「食神」や「偏財」から来ているのかもしれません。
では彼女の内気な性格はどこから来ているかというと、地支に「申」が二つあり、12運の「絶」になっています。
月柱の「死」と3つ合わせても、エネルギー値の合計が「4」という非常に小さい数字になります。
エネルギー値が大きい人は積極的に社会と関わろうとする人です。逆に、エネルギー値が小さい人は、意識が内面に向かい勝ちになります。
精神世界を大切にする人で、芸術家タイプの性格になります。
愛情深さをもちながらも、人見知りで、内向的だったのはそういうところから来ているのかもしれません。
彼女は紫を愛したといわれますが、「紫」のオーラは、高い精神性や品性を表します。彼女は青から紫系のオーラをもつ人だったのではないかと思います。