6月3日生まれ 村上もとかさん

 

現代の医者が江戸時代にタイムスリップするマンガ

『JIN-仁-』などでおなじみの漫画家村上もとかさんは、1951年の今日、6月3日生まれです。

 

私はこのマンガを大沢たかおさん主演のテレビドラマで見て、面白いなとはまりました。

この作品は宝塚歌劇でも音月桂さん主演で舞台化もされています。

 

私は、この作品を見て、江戸時代の歴史背景や、

医療技術についても詳しく描写されていたことに驚きました。村上さんは、こういった方面にお詳しい方なのかと。

ところが、あるインタヴューで、「私は別に時代劇に特別詳しいわけじゃなかったですし、もちろん現代医療のことは知りませんし、幕末医療のことだって、そんなに本格的に知っているわけじゃありません」とおっしゃっていました。

そして、専門家にそういった方面はチェックしてもらって、自分は「タクトを振ってみたい」と。

 

多くの江戸時代の人々は、今と比べてとても短い人生を生きました。しかし、だから「どうでもいい」ではなくて、その短い人生を一生懸命生きていたようです。そしてその短い人生を必死でささえる医者がいました。

現代の我々は、人生百年時代といわれ、長い「老後」の生活が想定されます。

村上さんは、現役を引退した残りの人生は、自分のために、肩書きにこだわることなく、「ああ面白かった」といって死ねる人生でありたい、それには教養が必要なのではないかともおっしゃっていました。

 

「社会」と折り合いをつけなければならない現役時代はともかく、「老後」は、「自分がいかに面白く生きて死ぬか」が大切で、そのために必要に応じて働く、というライフスタイルを多くの人がとることで、日本は面白い社会になるのではないかともおっしゃっておられました。

 

村上さんの命式を見て見ました。

村上もとか 1951年6月3日生まれ

 

  干支 蔵干  通変星  12運

年 辛卯 乙  正官 劫財 帝旺

月 癸巳 丙  印綬 食神 病

日 甲戌 戊     偏財 養 日座中殺

 

甲戌」生まれの方です。

「甲」の象徴は「大樹」。「甲戌」は「秋の終わりの大樹」です。

「甲」の人は、向上心が強くて、大樹が上へ上へと伸びようとするように、一生懸命努力して自分磨きをする人です。

真っ直ぐな木のように、一本気でまっすぐな性格です。

十干の筆頭にあたるので、プライドが高く、リーダー的な役割が向いています。

自分が中心になって「タクトを振る」役割です。

そして、「甲」の五徳は「仁」です。

「仁」とは、人を愛する心、思いやりの心です。

「戌」には、忠実で人に対して誠実な面がありますから、「甲戌」の人は愛情深く誠意のある人になります。

 

彼のもっている通変星について見て見ますと、

まず月上に「印綬」があります。

村上さんは、面白い人生を送るためには「教養」が必要なのではないかとおっしゃっています。

「印綬」の五徳は「智」であり、「印星」をもつ人は、

知的好奇心旺盛で、分析力や判断力に優れているという特徴があります。

 

 また、月支の「食神」は、自分の好きなことを突き詰める性格で、そうすることが財に結びつく、つまり好きなことをして生きていけるという側面をもつ通変星です。

 日支の「偏財」は、人脈と財の星ですが、「偏財」を生じる「食神」を命式にもっているところが、彼の命式の素晴らしいところでしょう。

 

 

また、12運が「」の人なので、素直で愛されキャラな面があります。

「甲」の人は、非常にプライドが高く我儘なところがありますが、「養」のおかげで、周りの人からの支援が得られます。

自分が中心となりつつも、専門的な知識を外に求めたとき、周りの人たちが、この人を助けてあげようと思わせる、

愛嬌のある性格をもった得な人と言えるでしょう。