5月22日生まれ リヒャルト・ワーグナー

 

1813年の今日5月22日は作曲家リヒャルト・ワーグナーの生誕日です。

『タンホイザー』『ローエングリン』『トリスタンとイゾルデ』『ニュルンベルクのマイスタージンガー』『ニーベルングの指環』など、多くの芸術家に影響を与えた楽劇の名作を生み出した人です。

 

若い頃は、過激思想と借金から各地を転々とする日々を送りました。

ドイツ三月革命の革命運動に参加し、この運動が失敗すると、1849年から1858年まで9年間、彼を擁護したフランツリストをたよってスイスで亡命生活を送りました。

そのリストの娘人妻コジマとの不倫、彼の音楽に心酔したバイエルン王ルートヴィッヒ2世の招聘と庇護を受けるなどしたことも有名です。

 

その作品は多くの人々に影響を与えました。中でも熱狂的な彼のファンを「ワグネリアン」というけれど、

ルードヴィッヒ2世をはじめ、ニーチェやボードレール、

アドルフ・ヒトラーなどの著名人が名を連ねています。

 

強烈な自信家であったといわれるリヒャルト・ワーグナーの命式を見て見ましょう。

 

リヒャルト・ワーグナー 1813年5月22日生まれ

 

  干支 蔵干  通変星  12運

年 癸酉 辛  偏財 食神 長生

月 丁巳 丙  偏印 印綬 帝旺

日 己未 己     比肩 冠帯

 

己未」の人です。

「己」の象徴は「田畑」です。

作物を育む土なので、「育む」ことが得意です。

教育者の素質をもつ人です。

また、「土」は季節では季節と季節の変わり目である

「土用」にあたるため、人と人とを結びつける働きをもち

コミュニケーション能力に長けています。

コミュ力を生かして人と交わることで財を生み出す人です。

多芸多才で器用な人でもあります。

 

日の通変星が「比肩」で、月柱は「比肩」を強める印星があります。

12運も冠帯、帝旺と非常に強いです。

ここからも、非常な自信家、自己中心的な性格が伺えます。

 

印星も「食神」も才能の星です。

「印綬」は目上からの引き立て運が期待できる星。

彼は、養父(母の再婚相手)から可愛がられ、父はワーグナーの才能を伸ばすためにいろいろなことを経験させました。

ピアニストのリストは彼を保護しましたし、彼の音楽に心酔したバイエルン王ルートヴィッヒ2世は大パトロンになりました。

 

「食神」は表現の星。寝食忘れて好きなことに没頭する星です。

「偏印」は大衆的な人気の星です。彼の音楽を支持する多くの信奉者が生まれました。

 

 

 

 

 

「土」が作物を育てるには、太陽「丙」と水「癸」が必要になりますが、彼の命式には両方あります。