つばさの党 根本良輔さんの命式
つばさの党の代表者ら3人の方が、選挙の自由妨害の疑いで逮捕されました。
テレビなどでしきりに放送されていますが、大音声で誹謗中傷したり、他の候補者をおまえ呼ばわりしたり、ほかの候補者の演説が聞こえなくなるようなことをしています。これは選挙妨害といわれても仕方ないのではないかと思います。
しかし、黒川容疑者らは「「表現の自由」の中で適法にやっている」と主張されているようです。確かに暴力行為はされていないようですね。
しかし、あのように大音声で誹謗中傷することは「表現の自由」として許される行為なのでしょうか?
「表現の自由」は、憲法によって「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。」と定められています。
「一切の」表現の自由が、保護の対象になります。
これは、戦中に特別高等警察(特高)が国民の思想・言論・政治活動を弾圧し、戦争に反対する多くの人々を死に追いやった歴史から、平和な国家体制には、「表現の自由」がいかに大切なものであるかを実感した歴史があるからだと思います。
思想統制される社会は、思想統制しなければ成り立たない社会・国家であるからという側面があるのではないでしょうか?
「国民主権」のもとに存在する日本にとって、主権者である国民の「表現の自由」はなによりも大切にされなければならない権利です。
つばさの党は、低所得者に重くのしかかる消費税をゼロにするとか、国民に一定のお金を毎月配るベーシックインカムを実現するとか、原発ゼロをめざすとか、弱者にやさしい綱領をかかげていらっしゃいます(財源をどうするのかはさておき)。
しかし、まっとうに選挙活動していたのでは、資金も著名度もある政治団体に負けてしまうと思ったからか、他の候補者の活動を妨害して、それをSNSで拡散するというやり方に走りました。そうすることによって世間の注目を浴びることが目的ではないでしょうか?
政治に疎い(よくないことですが)私は、つばさの党の3人が逮捕されて、それがテレビで放送されてはじめてこの党の存在を知りました。
この人たちの行為は、SNSで過激な表現で人を誹謗中傷してアクセス数を稼ごうとしている人にも共通するものがあるように思います。
「表現の自由」はとても大切な権利でありますが、誰かが「自由に表現」した結果、ほかの誰かが、名誉を傷つけられ、心を傷つけられ、最悪命を絶つところまで追い込まれるなら、その行為は「公共の福祉に反する」行為になるのではないでしょうか?
いま過激な行動や言動をして、それをSNSで拡散させるという行為があまりにも横行しているように思います。
自分の商売のため(アクセス数を稼ぐため)なのか、
自分の憂さばらしのためなのか、そのことによって、
営業妨害されたり、心を傷つけられたりする人が増え続けています。そして、お互いをののしり合う世界になっていることは本当に悲しむべきことです。
みんなが心おだやかに暮らせる社会であってほしいです。
愚痴っぽくなりましたが、
そんなところで、今日は「つばさの党」の幹事長、根本良輔さんの命式を見て見ました。
根本良輔 1994年6月21日生まれ
干支 蔵干 通変星 12運
年 甲戌 戊 偏官 比肩 墓 日座中殺
月 庚午 己 食神 劫財 帝旺
日 戊寅 甲 偏官 長生
「戊寅」の人です。「戊」の象徴は「山」。
どっしりして安定感がある、お山の大将のような俺様気質がある人です。ものに動じない強さをもっているので、人々が自然にあつまってきてリーダーシップを発揮するタイプです。
12運「長生」なので、長男長女のような役割を担い、
人をとりまとめていく役割を果たしがちです。
日の通変星が「偏官」なので、スピーディーな行動派で、
攻撃的な性格です。自分のやり方を押し通そうとするところがあります。
「比劫星」2つと「偏官」2つで、自己主張が強い行動派です。
命式の年支・月支・日支が「寅・午・戌」と三合揃って「火局」を構成しています。「三合」というのはその帝旺にあたる地支(ここでは「午」)を中心に、三つの地支がまとまってその旺じるエネルギー(ここでは「火」)が強まることをいいます。
「火」は「土」にとって「印星」となり、自分を生じてくれる星です。なので、この人はかなり、自我が強く、自分の信念に従って行動する人ということでしょう。
三合というのは、人の人生で、生まれ(長生)、人生のピークを迎え(帝旺)、死んでお墓に入る(墓)と人がひとつの人生を全うする姿、その過程を表しています。そういう意味ではバランスのとれた命式といえるかもしれません。