阪急電鉄の創始者 小林一三
小林一三は、阪急電鉄の創始者です。
小林一三は、1873年1月3日に山梨県で生まれました。
彼は、福沢諭吉が塾長を務める慶應義塾(現在の慶應義塾大学)で学びました。
その後、三井銀行に入行しました。
1907年、阪急電鉄の前身ともいえる「箕面有馬電気軌道」を設立しました。
温泉地であった宝塚に新たなアトラクションとして、
宝塚歌劇団を作ったり、鉄道の沿線に宅地造成をして住宅地を作ると、サラリーマンでもマイホームの夢をかなえられるように、住宅を割賦販売したりしました。
駅直結のデパートを始めて作ったのも彼でした。
「素敵なくらし」という理想の姿に向かって、次々と斬新なアイデアを出して、それを実現していったのが彼でした。
私の日々の生活の喜びは彼の功績によるところが大いにあります。
阪急百貨店は私のオアシスですし、宝塚歌劇は私にとって夢の世界です。
そんな小林一三翁の命式を見て見ましょう。
小林一三 1873年1月3日生まれ
干支 蔵干 通変星 12運
年 壬申 庚 印綬 正官 胎
月 壬子 癸 印綬 偏印 病
日 乙卯 乙 比肩 建禄
「乙卯」生まれの方です。
「乙」の象徴は「草花」です。草花のように人々に癒やしを与えることができる人だったのでしょう。
日の通変星が「比肩」で、これを生じる「印綬」が二つあります。「比肩」は自己実現の星ですから、「印星」に支えられた「比肩」の力を存分に発揮されたようです。
「印綬」は知性の星であり、また目上の人の引き立て運が見込まれる星でもあります。
そして、やはりアイデアと大衆的人気の星「偏印」もお持ちですね。
12運「病」をもつ人は、精神面が発達している人です。
いろいろな夢をえがくのが得意な人なので、デパートや歌劇やマイホームなど夢ある企画を次々に繰り出されたのですね。
昨年は小林一三翁の生誕150周年の年でした。
150年前にうまれた彼ですが、今もなお、人々に大きな影響を与え続けています。