元アナウンサー 斉孝孝信さんの命式
小里巧さんという方が書かれたミステリ小説
『悪夢たちの楽園』が、
「第2回論創ミステリ大賞」を受賞したけれど、
この作家さんが、不倫で左遷状態にある元アナウンサー
斉藤孝信さんではないかというネット記事を読みました。
今日は、NHKの職員で、元アナウンサー斉藤孝信さんの命式を見て見ました。
斉藤孝信さん 1977年11月11日生まれ
干支 蔵干 通変星 12運
年 丁巳 戊 正財 偏官 絶
月 辛亥 戊 印綬 偏官 建禄 生月中殺
日 壬申 戊 偏官 長生
「壬申」生まれの方ですね。
「壬」は五徳の「智」なので、知的好奇心旺盛な人です。
命式の蔵干は余気がでるので「偏官」ですが、
本気では「庚」となり「偏印」になるため、好奇心旺盛なアイデアマンな面ももっています。
「壬」も3つある通変星の「偏官」も頭脳明晰で、
スピーディーに行動する人なので、
思ったことをすぐ実行するタイプの人です。
この方の命式の特徴的なところは、年・月・日の三柱の地支がすべて「四生」によって成り立っているところです。
「四生格」ともいいますが、流年運で命式にない残りの「寅」が巡ってくると波乱が起きるといわれます。
要するに、季節の始まりにあたる地支ばかりで構成されている命式なので、はじまりのエネルギーがある命式といえます。
波乱を呼ぶ戦いに強い「軍人の格」などと呼ばれる命式です。
「四生」がある命式の場合、命式中の「寅」と「申」、「巳」と「亥」がそれぞれ冲の関係になっているので、対立や波乱の要素を含むと解釈されるのでしょうか?
五行の要素がまんべんなくあるバランスのとれた命式とみることもできます。
「四生格」の人の場合、斉藤さんのように、蔵干が余気が出る命式の場合は、全てが「戊」になります。
「戊」は五行の「土」にあたり、コミュニケーション力をもっています。
また、通変星は、斉藤さんのように
「壬癸」と「水」の十干の人は「官星」が、
「甲乙」と「木」の十干の人は「財星」が、
「丙丁」と「火」の十干の人は「食傷星」が、
「戊己」と「土」の十干の人は「比劫星」が、
「庚辛」と「金」の十干の人は「印星」が
並ぶことになります。
つまり年月日に同じ蔵干通変星が3つあることになり、
その通変星の働きが強まります。
また「四生」の人で、日干が陽の場合、蔵干通変星は陽干同士になり、とてもせっかちに行動する人となります。
同じ「四生格」の命式でも天皇陛下の様に日干が陰星(辛)の場合は、逆にとても慎重にじっくり行動する人となります。
ところで、「不倫」は犯罪なのでしょうか?
たしかに、夫ないし妻の権利を侵害する民法上の不法行為にはあたります。
なので、権利を侵害された夫や妻は損害賠償を請求できます。
しかし、犯罪ではありません。
ところが、有名人が不倫をすると、「世間」から強烈にバッシングされて、時には仕事ができなくなることもあります。
本来は当事者同士の個人的な問題のはずです。
有名人が不倫すると、社会的に道徳的によくない影響を与えると考えられるからでしょうか?まさかね。社会には不倫をテーマにしたドラマが溢れています。
殺人事件とか犯罪をテーマにしたものも溢れています。
「不倫」以外でも、ネットで人の行動を批判する人がどんどん増えている気がします。
きっと人には人を叩きたくなる心理があるのです。
自分のストレスや、「不幸せな情況」のはけ口として。
しかし、現代はネットが発達したことで、そういった傾向がより深刻にになっているように思います。
格差が広がっていて、生活に不満をもつ人が増えているからでもあるかもしれません。
attention economyの概念に毒されて、アクセス数を稼ぐために、インパクトのある文言や、人を激しく中傷するなどいきすぎた投稿をする人も増えているからかもしれません。
SFなどで、人間のためにつくられたロボやAIが、逆に人間を支配するというような恐ろしい作品もつくられつつある昨今ですが、インターネットによる誹謗中傷の拡散こそが、それにあたるかもしれません。
温泉のお湯を替えずに営業停止になった老舗旅館の社長を自殺に追いやるまで激しくバッシングした「世間」。
「不機嫌な正義感」によって人を叩くことで自己愛を充足させようとする人々の社会、それが今の日本の社会だといわれています。
罪悪感のうすい多くの人々がむける誹謗中傷の声に、殺される人が増える世の中になるのはとても悲しいことです。