「歩く100億円」の異名をもつ実業家
吉川幸枝さん
人は、還暦すぎると、足腰が弱ってきて、あちこち不調が出てきて、気分も暗くなりがちです。
そうすると、元気なお年寄りのYouTubeとか、健康本などに目が行くんです。
今日、朝何気なく新聞を見ていると、
『人生は80歳からがおもしろい』
という本の広告に目がとまりました。
「88歳の現役社長が教える生き方のヒント」と書かれているではありませんか!
なに、なに? 88歳ですって!
88歳になっても枯れずに前向きに生きている人がいるのかっと希望がわいてきて、本の著者にも興味が湧きました。
わたしは、ちょっとした勘違いをしていました。この本の著者は80歳くらいから事業を始めて社長をしているのかと思ったのです。
だからいくつになっても諦めず挑戦できるという主旨の本なのかなと。
実際は、この方は早くから実業家として名のある方であることがわかりました。
実は私、この本の著者のことを存じ上げなかったのです。
そこで少し経歴を調べてみました。
吉川幸枝さんは、5歳で父を亡くし、貧しい家庭に育ちましたが、飲食に興味があって、百貨店の催事で料理を販売したところ、これがあたり、この時の収益をもとに喫茶店を経営されました。
この喫茶店経営も成功し、今度は、収益をもとに不動産業に進出。
20代で不動産会社の社長となりました。
「マンション」というと英語では豪邸を意味しますが、日本語では賃貸や分譲の集合住宅のことを意味します。
実は、英語の豪邸を意味する言葉「マンション」を賃貸住宅を意味する言葉として初めて使ったのがこの方だったそうです。
「マンション」の産みの親みたいな人ですね。
その後、ファッション業界や飲食業界に参入して、現在は「株式会社よし川」の代表取締役です。
それでは命式を見ていきましょう。
吉川幸枝さん 1935年9月21日生まれ(88歳)
干支 蔵干 通変星 12運
年 乙亥 壬 正財 食神 病 日座中殺
月 乙酉 辛 正財 劫財 帝旺
日 庚子 癸 傷官 死
「庚子」の日生まれの方です。
象徴は「真冬の刀」ですね。
日の通変星が「傷官」になるので、研ぎ澄まされた感性をもつ頭脳明晰な方です。
「庚」は意志と行動力の人で、スピード感をもって行動していく人です。
日柱の蔵干通変星は「傷官」になります。
「傷官」をもつ人は、芸術的なセンスに優れており手先が器用だったりします。
美大に合格したけど、お金がなかったので入学できなかったとか。美大を受験する時点で、芸術や美術への並々ならぬ関心がおありのようです。
12運「死」をもつ人は、物事の成り行きを見極めたいという欲求をもつ人で、ストイックさでは12運中随一です。