3月14日生まれ 姿月あさとさん
宝塚歌劇団は、1998年1月に、東京での通年公演を実現するためにそれまでの4組に加えて5組目の新しい組「宙組」を創設しました。
東京での公演自体は、劇団創立(1914年)の4年後の1918年には早くも行われていましたし、1934年には東京宝塚劇場も建設されていましたが、東京宝塚劇場は宝塚歌劇のみを上演する場ではありませんでした。
年末のNHK紅白歌合戦の会場や、イタリアオペラ招聘の会場としても使用されていました。
本拠地宝塚と東京とで通年公演するには4組では難しいという事情があったのです。
4組体制で二カ所で通年公演をやろうとしたら、劇団員はまったくお休みがとれず、いまよりもハードなスケジュールで働かねばならなかったかもしれません。
そして「宙組」の栄えある初代トップスターに就任されたのが、1970年、大阪万博の年の3月14日生まれの姿月あさとさんでした。
「宙組」は、各組からの選抜メンバーで構成されました、その頂点に君臨する人として選ばれた彼女は、圧倒的な歌唱力と人気を誇るスターでした。
姿月あさとさんの命式を見ていきましょう。
姿月あさとさん 1970年3月14年生まれ
干支 蔵干 通変星 12運
年 庚戌 辛 印綬 偏印 衰
月 己卯 甲 偏官 傷官 長生
日 癸巳 庚 印綬 胎
「癸巳」の生まれの方ですね。
これはちょっと以外でした。宝塚歌劇のエポックメイキングな時代を担った方なので、陽日生まれではないかと予想していたので。
しかし、「男役より娘役の方が実は男っぽい」というのが宝塚あるあるで、トップスターは、トップ娘役より陰日生まれの人が多いようなので、そういうこともあるのかもしれません。
「癸」の象徴は「雨」です。周囲に潤いをもたらす癒やし系の人です。
「甲」が十干の筆頭に対して、「癸」は十干の最後にあたります。自分が率先して行動するよりも、回りとの調整役の方が本領を発揮できる人です。
水は一所にとどまらずどんどん流れていくので、環境への順応性が高いです。逆に、水たまりのように一所にとどまっているのはよくない面もあります。
彼女も「印星」「傷官」など才能の星をたくさんお持ちです。
12運「胎」をもっていらっしゃいます。
「胎」の人は、好奇心旺盛でチャレンジ精神が高いのが特徴です。