3月13日生まれ 大和和紀さん
漫画家の大和和紀さんは、1948年3月13日生まれです。
最近、北海道で、山岸凉子さんとの2人展が開かれていたようです。
この二大巨匠が同年代で、同じ北海道出身で、若い頃から交流して切磋琢磨していたのを初めて知りました。
大和和紀さんは、アニメ化や実写化もされた『はいからさんが通る』や、紫式部の源氏物語を漫画化した『あさきゆめみし』で有名です。
昔『あさきゆめみし』の原画展を見たことがありますが、精緻な筆致で女性の唐衣姿を描かれていて感動しました。
さっそく命式を見て見ましょう
大和和紀さん 1948年3月13日
干支 蔵干 通変星 12運
年 戊子 壬 傷官 正官 絶
月 乙卯 甲 偏印 印綬 病
日 丁酉 庚 正財 長生
「丁酉」生まれの方です。
芸術や芸能活動する人に「丁」日生まれが多いのにちょっと驚きです。
「丁」の人は、感性が鋭く、手先が器用で、芸術方面の才能をもっています。
「丁」の象徴は、「月」や「灯火」です。
「月」が太陽に照らされて輝くように、自分を輝かせてくれる相手に出会うことが開運につながります。また、人から影響されやすい面があります。
草花の象徴をもつ「乙」の人もまわりから影響されやすいですが「丁」の人もそういう特徴があります。
また「丁酉」の方は、日柱の通変星が「正財」「偏財」と「財星」が来ます。
「財星」はコミュニケーションの星で、人当たりがよく、人脈造りがうまい故に財に恵まれるという特徴もあります。
そして年柱や月柱には、「偏印」「印綬」「傷官」とのきなみ才能の星が来ています。本当に才能豊かな人ですね。たとえ才能豊かでも、それを広める手段を持たなければ才能は埋もれます。幸い彼女の場合はコミュニケーションの星をもっているので、才能が世に出たのでしょう。
もう一つ、この命式で特徴的なのは、「桃花殺」というものをもっていることです。
命式の四柱が「四正」つまり、「子」「卯」「午」「酉」で構成されている場合をいいます。
命式のうち3つ以上が「四正」の場合もいいます。
これでいくと、彼女の時柱は分かりませんが、3柱は「子」「卯」「酉」が来ているので「桃花殺」にあたるといえるでしょう。
「桃花殺」をもつ人は、美人でなくとも人を惹きつける魅力をもち、またカリスマ性や威厳を備えた人といわれます。
なぜなのかはよくわかりませんが、「四正」は五行の中心になる地支にあたるので、エネルギッシュな面があるのも一因かと思います。
季節でいうと春夏秋冬の特徴がもっとも出る盛りの時期にあたりますので個性がはっきりしているということもあるのではないでしょうか。
また、命式が「桃花殺」の地支で構成されているということは、五行の「水」「木」「火」「金」がまんべんなくあるということになりますので、結果的にバランスのよい命式になっているということもあるかもしれません。
いずれにしてもかなり特殊な命式だな~と思いますし、さすが大物ですね。