甲戌」の人の2024年

 

2024年は「甲辰」の年。天干別については考察しましたが、干支別で、

2024年の「」とのかかわりで、特殊な関係にあたる組み合わせについて考察します。

 

生まれ日の六十干支が「甲戌」の人は、申酉天中殺になります。

申酉天中殺の2024年については、以下の記事で考察しています。

 

 

 

 

「甲戌」の人は、天干が「」になります。

「甲」の人の2024年については、以下の記事で考察しています。

 

 

 

 

今日は地支の「戌」も含めた「甲戌」と2024年の干支「甲辰」について考察してみます。

「甲戌」日生まれの人にとって、

 2024年は「納音(なっちん)」の年になります。

納音」とは、天干が同じで、かつ、地支が対冲になる組み合わせのことを言います。

たとえば、「甲子」の人にとっては、「甲午」の年、

「乙丑」の人にとっては「乙未」が「納音」の年になります。

「納音」とうどのような関係性かというと、

   天干=精神 は同じ

     で、かつ

   地支=肉体 行動 は逆

の関係になります。

 

相性でいうと「納音」の関係にあたる人は、自分と同じ価値観や考え方、性質をもっているのでお互い理解しやすい間柄ですが、実際、考えを行動に移す段階では食い違いが生じやすい、かみ合わないといった間柄になります。

目的が同じでも、逆の方法でそれを達成しようとするため、物事が進まないとか、振り出しに戻ってしまうとかという現象です。

アクセルとブレーキを同時に踏んでいるような状態、紐で結びあわされた二人が、出発点は同じでありながら、逆方向に向かって進もうとするような感じです。

なので「納音」の年は、

・物事がスムーズに進みにくい、停滞しやすい

・積み上げてきたものがゼロになる

などという現象に見舞われる可能性があります。

しかし、悪い現象というわけではなく、あくまでも長い人生の中で、一息ついたり、生き方を見直す良い機会にもなりうるものです。

 

特に、「甲戌」と「甲辰」の場合は、「戌」と「辰」は対冲している(反対の位置にある)ものの、五行では同じ「土」にあたるところは注目すべき点だと思います。

同じ「納音」の関係でも、「甲子」と「甲午」の地支は、「子=水」「午=火」となり、五行の相剋関係になります。同様に「乙卯」と「乙酉」も「卯=木」「酉=金」で相剋関係になります。

が、「甲戌」と「甲辰」の「戌=土」「辰=土」は比和の関係になります。

どちらも、本気の通変星は「偏財」になりますので行動面でも一致する部分があるので、あまり大きな影響はでないかもしれません。

むしろ「偏財」のコミュニケーション能力を大いに生かして活躍できる可能性も期待できるのではないでしょうか。