色の分類
色の分類の一般的なものに「マンセル値」というものがあります。
アルバート・マンセルという方の研究をもとに作り出された色の分類方法です。
これは、色を色相・明度・彩度という三つの属性で表現しているものです。
色相
マンセルは、まず、以下の基本となる5つの色相に分けました。
R:赤 Y:黄色 G:緑 B:青 P:紫
つぎに、中間色を加えて大きく10種類に分けました。
R(赤)-YR(黄赤)-Y(黄)-GY(黄緑)-G(緑)-
BG(青緑)-B(青)-PB(紫青)-P(紫)-RP(赤紫)
現在は、10種類をさらに10種類に分けて表示されています。
5番目にはその色の最も典型的な色が当てられています。
黄色の典型的な色は「5Y」と表記されます。
明度
明度は色の明るさを表します。
黒が0で、白が10になります。
1から9までがグレーのグラデショーンになります。
色をもたない無彩色が基準に設定されています。
現実的には、最も明るい白で、明度9.5程度に、
最も暗い黒で1.0程度になります。
彩度
彩度は色の鮮やかさを表します。
0から14までの数値で表されます。
無彩色が0となり、数値が高くなるほど鮮やかな色となります。
具体的に表すと、たとえば
安全色の赤 8.75R 5/12
安全色の黄 7.5Y 8/12
といった感じです。
無彩色の場合は、色相と彩度が不要なので、
NaturalのNをつけて明度だけで表します。
たとえば、
黒 N 1.5
マンセル値で、おおよそどんな色なのか想像できます。