熊本県の阿蘇山では4月27日以降、火山活動が活発化していて、突発的に発生する火山性の孤立型微動は、きょう昼前までの5日間で1800回を超え、火山性ガスの放出量は、1日あたり最大で1700トンと急増している。
今年に入ってからは、二酸化硫黄を含む火山ガスの放出量は1000トン以下と少ない状態が続いていたが、先月28日と30日に行った現地調査で、1日あたり1600トンから1700トンに増加しているのが判明。
また、地下のマグマや水蒸気の動きを示す火山性微動も増えていて、阿蘇山特有の突発的に発生する孤立型微動は、5月1日午前11時までの5日間で計1871回観測した。このうち28日、29日には二日連続で1日あたり600〜700回を観測。また、火山性地震は、1日までの5日間で計890回発生している。