4月24日の5:04に三河湾でM2.9・震度1の地震が発生した。
三河湾は地震がそれほど多い場所では無いにも関わらず、過去には2,000名以上の犠牲者を出した被災地震も記録されているため、気になる震源だったと言えよう。
前回、三河湾で有感地震が発生したのは2016年11月22日のM3.3・震度2以来5ヶ月ぶりのことだが、その前はと言えば2015年12月24日のM2.8・震度1であったため毎年1~2回程度の頻度であると言えそうだ。
しかし、三河湾における過去の地震発生数を調べてみると、1960年代と1970年代にはそれぞれ、10年間で3回、2回と非常に少なかった。これが、1990年くらいから少しずつ増加傾向にあるようである。
また南海トラフ巨大地震への警戒が強まっているがこの三河地震が1944年12月7日の昭和東南海地震(M7.9)のわずか1ヶ月後に起きていたこと、そしてその翌年1946年12月21日には昭和南海地震(M8.0)とまさに南海トラフ地震と連動したかのようなタイミングで発生していた点は知っておきたいところである。