3月29日、国土地理院は日本各地の地形について学べるWeb地図の改良版を公開した。無料で利用できるこの「地形分類図」では、指定した地域における地震・洪水をはじめとする災害の危険度を調べることができる。大地震の発生時、あなたが住む土地の地盤の強弱が生死を分けることは、いくら強調してもし過ぎることはない。しかも、地価が高いところほど地震の揺れに強いとも限らない。そこで今回は、この地形分類図で様々な土地の災害危険度を見ていくことにしよう。
今回公開された国土地理院のWeb地図では、従来の「地形分類図」の改良版として、「地形分類(自然地形)」と「地形分類(人工地形)」を調べることができる。依然として日本全土のデータがサポートされているわけではないが、従来の地形データに今回、新たに追加された範囲がある。この地形分類図を参照することによって、地震だけではなく、高潮・河川氾濫・崖崩れ・土石流といった自然災害の危険度も知ることができる仕組みとなっている。