4月9日のフジテレビ系「Mr.サンデー」に東大名誉教授の村井俊治氏が出演し、南関東における強い地震の発生可能性を改めて指摘していた。
番組は熊本地震から1年というタイミングであることから村井氏が当時直前に警告を取り下げ批判を浴びた点に言及するとともにその後の活動に焦点を当てた構成となっていた。
「測量工学の世界的権威」である村井氏は電子基準点を用いた独自の地震予測を行っていることで知られているが、これまでも数々の地震を的中させてきたとして紹介され、最近力を入れているプライベート電子基準点を使った精度の高い観測によって近々南関東で強い地震が発生する可能性があると言及。
東京、埼玉、神奈川、千葉といった「南関東周辺」で「震度5弱以上の地震が起きる可能性が極めて高く緊急性がある」「レベル5」の状態であるということだが、村井氏は2016年から南関東における強い地震への注意喚起を続けてきた、という点に照らせばこの方面の情報に明るい人にとってはそれほどの新味はないだろう。