今月21日、AFP通信が報じたところによると、イタリアのナポリ西方にあるカルデラ「カンピ・フレグレイ」(Campi Flegrei)に「再び目覚めつつある兆候」が見られるという研究論文が発表された。
当地フレグレイ平野には、長さ13kmに及ぶ巨大なカルデラがあるが、これは約3万9千年前と1万2千年前に起きた大規模カルデラ噴火(破局噴火)によるものだ。
イタリアでは「地獄への入口」と呼ばれ、恐れられているこの火山で再度破局噴火が起きれば、周辺に住む数百万人が命を落としかねない非常に危険な事態となるだけでなく、噴煙によって世界規模の気候変動が引き起こされ、全世界が破滅に追い込まれる可能性も否定できない。
そのような事態が現実に起こるのか、検討することにしたい。