年間維持費は200億円!
1994年の初臨界(原子炉での核分裂連鎖反応が一定の割合で継続)から22年で延べ200日強しか稼働していないのに、年間維持費が200億円もかかるという高速増殖炉もんじゅ――。
福井県敦賀市にあるこの壮大な「夢の原子炉」の存続を含めて検討する「もんじゅの新たな運営主体を探す有識者検討会議(有識者会議)」は、5月末、玉虫色の「中間報告」を出した。そこで、受け皿機関の決定は7月10日の参議院選挙後に先送りとなった。
年間維持費200億! それでも文科省が「もんじゅ」廃炉を決められないバカげた理由 なぜ参院選の争点にしないのか | 伊藤博敏「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]