■北海道沖で大きな揺れも
実は地震発生が懸念される観光スポットは少なくない。「特に心配なのが北海道」と警鐘を鳴らすのが、元前橋工科大教授の濱嶌良吉氏(地殻変動解析学)だ。
「日本列島は400年サイクルと1200年サイクルで大地震に襲われていて、ちょうど今、重なる時期なんです。2011年の3・11は三陸沖が震源の貞観地震(869年)から1200年、慶長三陸地震(1611年)から400年周期に起きた。これに誘発され、ロシア領のカムチャツカ半島周辺で13年以降、M7~8クラスの地震が頻発し、解放されたエネルギーが日本列島に向かっている。地震は北から南に下がり、東から西に伝う性質がある。北海道沖が震源の大きな揺れが、いつ起こってもおかしくありません」
熊本地震から2週間…GWの「人気観光地」揺れの心配は? | 日刊ゲンダイDIGITAL