精米機が故障した
我が家では、
市内の専業農家Kさんからアイガモ農法で育てた有機栽培の玄米を買っている
多分もう30年ほどになる
当初はKさんから直接玄米を分けてもらうためには農家の繁忙期に幾度か手伝いをする
と言うのが軽い条件でした
数年は自分以外にも手伝いに来る人がいたがそのうちほとんど自分だけになりました
6月の田植えと秋の稲刈りが主な手伝いでした
田植えの場合は田植え機で植えることができない箇所(田の端)の植え付け
稲刈りの場合は稲刈り期の操縦か、刈った稲を束ねて柵にかける作業
などが主です
Kさんが市内にある小学校の田植えの体験学習やJA主催の田植え体験を自分の田でやり始めると小学生を田んぼの中で20~30人を一列に並べて一斉に植えつける指導をしたりと違った形でも手伝いをしていました
そうそう、精米機の話でした
妻が言う『精米機が動かない、故障や』『買った所に修理に出すと送るだけで〇千円、修理代も〇万円かかる』と嘆きます
しがない年金暮らしではこの「〇万円」という言葉がつらく胸に刺さる
仕方なくドライバーの+-を取り出し
「直るかどうかわからんぞ」と言いながら
まだ精米機の中に残っている玄米を全部別の容器に取り出した
すると玄米の中に茶色の小さな虫 コメムシ が何匹かいる
表面で数匹だから約10㎏の玄米の中にどれだけいることやら
と言うことで虫退治まですることになった
ちょうど天候は快晴でベランダに陽が当たっている
新聞紙を広げ玄米を薄く広げて虫退治を始める
コメムシは早速動き出す
そのまま陽を当てておいて精米機に取り組む
精米機はNational製 のKG-20とある
National製やHITACHI製はちょっとやそっとでは壊れないはず
ビスを外し裏の鉄板を外し中の仕組みがどうなっているか伺う
こりぁ だめだ
仕組みらしきものは何も見えていない
そこで表側に目をやる
写真中央の2つのダイヤルの左側は精米の度合いを調整
右側は精米するコメの量を調整
左下にはヌカ用の
右下には精米したコメ用の容器
おっ、左のダイヤルの下に窪みがある
そこでこのカバーが外れるのではと
指を入れて下からも手を入れると
カバーが外れた
マイナスドライバーでも
素手でも回せそうなボルトが現れてきました
この2つのボルトを緩めると精米機の心臓部と言える
回転してヌカを剥ぐ部分が外れました
水分を含んだヌカと米粒がびっしりとついている
これが原因だと
きれいに掃除して元に戻す
ついでに米櫃部分の掃除も丁寧にします
ベランダの玄米の中のコメムシが逃げているだろうと
広げた玄米を動かすとまだ3~4匹のコメムシが出てきた
虫退治も済ませ玄米を元の米櫃内に戻して
精米機の修理は無事に終了
精米機稼働中の音が修理前と比べて格段に静かになりました
一件落着です