はじめに
ハーブ料理を教えていた時のことです。
生徒の方がハーブを使った料理を家で作ったら・・・
ご主人から「ハーブ臭いから料理に入れないで」
と言われたそうです。
何を作って、どのくらいのハーブを加えたかを尋ねると・・・
確かにハーブの香りが強すぎる量でした。
後日、私が教えたレシピをご主人に出したら・・・
「これだったら週に2回でもいい!」
と言われたそうです。
本来のハーブの使い方は、素材を美味しくするために加えます。
「臭く」するのではなく、「美味しく」するのです。
私がレシピを考えたときに食べてもらう相手は70歳過ぎた両親や、味に敏感な20代の姪っ子や甥っ子たちです。
ハーブを加えたことは伝えずに食べてもらい・・・「美味しい」とか「また作って」と言ったらレシピの完成です。
ここでは、美味しくて、また作りたくなるハーブの使い方を紹介します。
最初は・・・簡単なレシピや、家に材料があるレシピから作ってみてください。
お家で育てているハーブの成長が待ち遠しくなくかもしれませんね!
*ひき肉のラープ風*
「ラープ」とはラオスやタイで作られているひき肉や魚を使ったサラダです。
*材料*(3~4人分)
・豚もしくは鶏ひき肉 200g
・水 50ml
・粉唐辛子もしくは一味唐辛子 小さじ1/4杯
・ナンプラー 大さじ2杯
・レモン汁 大さじ2杯
・みりん 大さじ1杯
・万能ねぎ(チャイブでも可) 2本
・赤玉ねぎ(白でも可) 1/2個(100g)
・スペアミントの葉 約20枚
・白すりごま 大さじ1杯
*作り方*
玉ねぎ→スライス
スペアミント→葉を荒く刻む。
万能ねぎ→2cm幅に切る。
ナンプラー、レモン汁、みりん→合わせる。
①フライパンに水を加え、火をつける。(中火~強火)
②水が沸騰したら、ひき肉を加えて多少塊が残るようにほぐしながら炒める。
③肉全体に火が通ったら、粉唐辛子、合わせ調味料を加える。
少々汁気が残る程度になるまで炒めながら水分を飛ばす。
④水分が飛んだら火を止め、すぐにミントと玉ねぎ、万能ねぎを加えて全体に混ぜる。
⑤皿に盛り、白すりごまをかける。
※材料の分量には入っていませんが、レタスやキュウリ、トマトなど野菜と一緒にサラダ風にしたり、そのままごはんと一緒に食べても美味しいです。
スペアミントはてんびん座のハーブです。