Solstizio d’estate
イタリア語で夏至
「夏至」という言葉を描いたものが、こちら
（イコノロジア、チェーザレ・リーパ著）
女性は左手にカニを持っています。
夏至は太陽が
ふたご座から
かに座に移る日だから
本日の12時32分から太陽がかに座に入ります。
約400年前に書かれたので、少々古い言葉（イタリア語）が使われています。
描き方の説明によると・・・
25歳の女性、布と緋色のヴェールで恥ずかしい部分を除き全裸
後ずさりしている様子
頭には麦の穂の冠、その上にはターコイズブルーの輪を頂く
幅のある肩、中ほどにカニの印がある、つまりかに座
右手には球体もしくは球を持ち、4部分を秘める
地面の方に1部分あり、残りの上の3部分は明るい。
・・・・
estate夏
という単語は女性名詞なので、女性で描かれています。
25歳とは女盛り、夏は季節の盛りです。
恥ずかしい部分以外の全裸とは、「暑さ」を表しています。
頭の麦の穂とは、夏至のころは麦の収穫時期を表し
ターコイズブルーの輪は12星座の周期を表しています。
カニを持っているのは、夏至の日はかに座の始まりを表しています。
右手の球体は昼と夜、つまり1日を表し、白い部分は昼間の長さを表しています。