冬らしい冬が無かったように思うが、弥生3月に突入し、春を呼ぶ東大寺二月堂の修二会の本業が1日から始まった。

今年も入堂叶わず(畳敷きの局までは入堂可能と成った様です)現地にも行かずに頭の中だけで行の進行を想像して過ごしている。

修二会は天平勝宝4年(752)から今年で1273回目を迎え一度も中断せず伝えられた東大寺の不退の行法。大導師が毎夜世相や世界情勢を踏まえて読み上げられる諷誦文(ふじゅもん)に今回は何を込められているのか、能登半島地震に付いては述べられているでしょうし戦争をしている国々も有る、単に期待願望だけでは無い筈。

お松明が修二会では無い、あれは単なる道明かり。歓声が上がり拍手が起きるような物でも無い。火の粉を被れば風邪を引かない等の事も無い。大導師作法の中で内閣総理大臣以下の名前も読み上げられる。しっかり舵取りして下さいよ。

二月堂椿を藪の枝に挿し飾りました。小さな私の修二会です。

寒さ厳しく雨の後に晴れればこの様な富士が見れますよ。

練行衆の出た塔頭などに掛けられる結界を示す注連縄。

二月堂の竹花入れに二月堂椿を挿して。

松明の杉板と瓦。

同上

法螺を吹く練行衆(公照泥仏)

伊豆・稲取の吊るし雛を飾って。

同上。

修二会が終われば(関西に)春が来ますよ。良い出来事が沢山有りますように。