2月3日は節分。季節を分かつのはこの日だけでは無いもののやはり翌日は立春、厳しい寒さから解放され、春を待つという浮かれる気持ちはこの節分だけでしょう。

小学生の頃からだからもう何十年とこの日に巻き寿司を食べて来た。奈良でも富士でも買い求めては食べたもの。

恵方巻などというのは近年の事でちゃんちゃら可笑しいね。母がこの日に巻き寿司を巻き、恵方に向かって一本丸ごと無言で食べていた。しかし父はそんな事はせず「切ってくれ」と言って無言丸被り恵方になどはしなかった。大阪商人の商法だと判っていて阿保らしく思っていたのかも知れないな。

大昔の寿司屋か海苔屋か判らないが、商法に乗せられて今年も巻き寿司を買い求めて一本丸かじりの予定。それに豆を撒き「鬼は外」が私の役目、マメに暮らせるようにと年齢に一つ加えた数の豆を食べる。最近は豆の数が多くなり大変。

焼いた鰯の頭を柊に挿したのを外に出したりはしていないが、十分鬼は退散してくれるでしょう。

明日は「立春大吉」いい事が、良い一年がまた始まりますよ。それを期待して丸被り。

沢山の巻き寿司が並ぶ。

売れ残らずに売り切れるの?

買いましたよ。今年も変わらずに。

豆を撒いてマメに暮らせます様にと、その前に年齢に一つ加えて豆を頂く。喉を詰まらせない様にしないといけません。