雨月物語の「播磨の国加古の駅に丈部左門という博士あり。清貧を憩ひて友とする書の外はすべて調度の煩わしきを厭う」この加古の駅(現在の加古川)が故郷。西隣の姫路は西播には格別の街である。(長い間、丈部左門を長谷部左門と勘違いしていた)
小寺(黒田)官兵衛が姫路城代、印南郡志方城主櫛橋家の光(てる)が正室。その志方城のある小さな町が生まれ故郷でしてね。現在の加古川市の西端に位置し隣が姫路。姫路のお城に行こかと「お」を付けて呼んでいたほど敬称で話していました。姫路の名物は「明珍火箸」元々は甲冑師であったが武士の時代が終わり、甲冑から火箸を作るように成った明珍家の産物。特注の50cmの火箸を部屋に掛けている。
後は、姫路駅(周辺にも)に有る「駅そば」。高校時代に姫路まで列車で通っていたので、ホームに有った立ち食いソバが未だに営業を続け、伝統料理として根付いている。黄色い中華めんにだしは和風。普通の立ち食いソバとは別物、これが癖に成る。まあ一度食べてみてください。天ぷらと言うのは単なる衣?小さなエビが一匹有るのかと言うくらいの代物。
これに「明石焼き風タコ焼き」これも姫路に行くと必ず食べるもの。大きめのタコ焼きにとんかつソースを付けて出しに漬けて食べるのも面白い。昔から何十年も焼いているおばさまたちがお元気に焼いて居られます。
加古川の伝統料理も紹介しておきましょう。「カツメシ」です。千切りキャベツの上にカツが乗りデミグラスソースが掛かっている。これもなかなか。播磨地方・播州に来られたら是非どうぞ。
冬色の公勇工房
寒くなりました。インフルも流行しています。コロナ同様の対策を。
日本一の姫路のお城。
駅そばの自販機。
これが例の駅そば。うっすい衣を当地では天ぷらと呼ぶ。エビがどこにいるのか探してください。
目立たない所にエビが隠れているかも。
明石焼き風たこやき。食べるとこれの癖に成る。
これにとんかつソースをかけて出しにつけて食べる。
姫路の伝統産物「明珍火箸」ドアチャイムやら風鈴として売られている。綺麗な音が鳴ります。工房にも掛けています。
加古川の丸万本店。
これが「カツメシ」。
出世大明神(出世稲荷大神)。播州鉄道開通を記念して作られた現世利益丸出しの神社の様ですが、藁にもすがりたい方はお参りしては如何でしょう。その様な方が私のブログを見るとも思えませんから、利益は無いでしょうね。