もう何十年前に成りますかね、薬師寺の故高田好胤師の講演で、日本人の米離れ欧米化が進む現状を新嘗祭(にいなめさい)に関連付けて話されたことが有った。「日本人は米を食べてジャパンと言い、アメリカ人はパンを食べて国と言う」師らしい話だったと今でも覚えている。

食料自給率が40%を割っている現状、減反政策や農地の宅地化など素人でも先が思いやられるが、偉い学者先生が考える政策なのか、はたまた己の利権のみの政治屋の考えか?巨大組織化したJAの一人勝ち?

小麦のグルテンを考えるよりはほぼ100%自給の米の方が日本人には向いているんでしょう。

何よりも今回送って頂いた新米の美味しい事。おかず無しで食べられる。新見市哲西町産のお米は、空気の綺麗な山間部で作られたもの。

月に一度、伯備線・新見駅から広島県・庄原市東城町まで車で送り迎えして頂いているがこの時は中国道を走っている。並行するJR西日本の芸備線の車両が走っている姿を見たことが無い。通勤通学時に走っているらしい

今まさにこの新見市・備中神代駅から広島市に至る芸備線で、この路線の存続か廃止かの話し合う再構築協議会の設置を国に要請した位経営が厳しい路線。一日平均何人を運んだかを示す輸送密度は、東城~備後落合間で20人。山間部の人口密度の少ない路線で、車社会の今は乗降客の少なさも頷ける。近隣県市長はJRに存続をと言った所でJRもボランティアではない。その様な環境で作られたお米は大変に美味しいと言う事は間違いない。水も空気もまだまだ綺麗ですから。

送って頂いた新米は美味い。

東大寺初代別当・良弁僧正1250年御恩忌法要に参列して来ます。その件はまた次回にでも。