こんにちは。ブログをご覧くださいまして誠にありがとうございます。

ブログ管理人の 高坂 美慧 です。

 

昨日に続き、武田とみさんと話していきます。

 

とみ:今日はね、武田神社で発行されて今も手にいれることができる

   「武田家百目録」の中から戦国時代の妻について

   みていこうと思うのよ。

 

美慧:「武田家百目録」ですか?

 

とみ:これはね、武田家に使える若い武将向けの教育本といったところかしらね。

   山本勘助公が書き記したものに信玄さんがさらに加筆して編集した、

   とされていたり、江戸時代に作られたものとも言われているわ。

 

美慧:その教育本の中に、「妻」について書かれているということですか?

 

とみ:そうよ。先に言っておくと、

   さだまさしさんの「関白宣言」、女性蔑視なんて騒がれた時期があったけど、

   この歌詞が随分優しく感じられるかもしれないわ。

 

美慧:えぇ?そんなにですか?

 

とみ:多分…ね。

   では、早速紹介しましょうかね…。

   「妻は良妻賢母たれ」というところで書かれている文章よ。

 

   「結婚した今日からは両親の侍女になったつもりで、

    一切の用事や面倒をみよ。」

   「氏神詣り、先祖の墓参以外は外出してはならない。」

   「着る物や身につけるものは、流行物やはでなものは着けず、

    質素倹約して身持ちをよくせよ。」

   「遊芸・遊興・芸者遊び。それに元々大酒飲みであっても、

    今日からこれらのことは一切禁止せよ。」

   「以上のように無理なことをいうが、これはわが家の「家訓」と思って

    憤慨せずに、営々と家運が続くようにせよ。」

 

   と書かれているわ。

 

美慧:うわ〜〜〜。いろいろムリ〜〜〜。

 

とみ:いろいろってwww。

 

美慧:できそうなのは、

   最後に近いところに書かれた「禁酒」ってところくらいですよ〜。

 

とみ:美慧ちゃん、そんなに飲まない人だものねw。

 

美慧:自由にお出かけとかしにくかったんですね…。

   家族旅行も、友達とランチとか、ショッピングに行くとかも…。

   

とみ:そうね。

 

美慧:これは武田家だからこんな厳しいのですか?

   女の人の自由が本当になかったように感じられますね…。

 

とみ:他の大名を調べていないからわからないけれど、

   「無理なことをいうが」とも記していることからも

   厳しめであることはわかった上での…項目だったのでしょうね…。

 

美慧:この時代、自由が少なかった女性の人達にとって

   どんなことが楽しみになったのでしょう?