おはようございます。ブログをご覧くださいまして誠にありがとうございます。

ブログ管理人の 高坂 美慧 です。

 

昨日、童話作家・新美南吉のふるさと

愛知県半田市に出かけておりました。

新美南吉といえば小学生の頃に学んだ

「ごんぎつね」「手袋を買いに」などがよく知られています。

29歳という若さでこの世を去りましたが

自然界にふれあい感性豊かな作品とともに

生きる命への愛情のこもった詩もたくさん残しました。

 

つい先日、

NHK「にほんごであそぼ」でも朗読されたばかりだそうですが、

本日はこちらの詩を案内させていただきたいと思います。

 

明日

 

花園みたいにまっている。

祭りみたいにまっている。

明日がみんなをまっている。

 

草の芽、

あめ牛、てんと虫。

明日はみんなをまっている。

 

明日はさなぎが蝶になる。

明日はつぼみが花になる。

明日は卵がひなになる。

 

明日はみんなをまっている。

泉のようにわいている。

らんぷのように点ってる。