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ブログ管理人の 高坂 美慧です。
前回からの引き続きで信玄ミュージアムに飾られていた
武田家のある姫さまの初夢の回答編を 武田 とみさんとお話しします。
美慧: とみさん、大井夫人、三条夫人と続きまして、
最後の問題になりますね。
とみさんも私も「ぐ〜っと来るわね」と話していた姫さまの初夢はこちら。
答えは…。
とみ: そう、こちらの初夢、ぐ〜っとくるわ
こちらの答えは、 松姫 です。
美慧: 正解です!
とみ: 松姫は信玄さんの五女で川中島合戦のあった永禄四年(1561年)の
お生まれ。武田織田同盟を強化するために、織田信長公の長男、
信忠公の正室として7歳の時に婚約が成立していたわ。
しかし、それからしばらくして武田氏と織田氏は敵対することとなり、
婚約も破談。
信玄さんが亡くなり、長篠の合戦以降どんどんと弱体化して行く武田氏は
天文10年(1582年)織田信忠率いる織田・徳川連合軍によって滅亡。
そのような中、織田信忠公は、松姫が生きている情報を確認し、
「改めて正室として迎え入れたい」という信忠公の申し出を
松姫はお受けするの。
美慧: しかし…。
とみ: そう、しかし、
本能寺の変で信忠公はお父上、信長公と共に自刃。
二人の願いが叶うことはなかった。
その後、松姫は出家し、八王子に「信松院」と名付けた
お寺を開いたわ。
美慧: 信は、信忠公の、ということですね?
とみ: そうね。若かった松姫には縁談もたくさん持ち込まれたそうなのだけれど、
一切お受けされなかったと伝わっていて、
武田家や信忠公の弔い、そして一緒に逃げてきた姫の養育にと
人々の幸せに身を捧げた姫さまなの。
美慧: それだけに、この初夢はぐ〜っときますね
とみ: そうね。
生まれ変わるなんてことが本当にあるのなら、
いつかの世で一緒になっていただきたい!と
感じてしまうくらい。
美慧: なんだか、「信玄ミュージアム」のスタッフの方々は
姫さまのお一人お一人のお気持ち、
よく分かっていらっしゃいますよね〜
とみ: そうね。楽しかったわ〜。この初夢
スタッフの方々の姫さまへのお気持ちも伝わって。
戦国時代は概ね男性が注目されるのだけれど、
このように乱世の中を懸命に生きた女性の存在も
きっと大きかったはずよ〜。記録に少ないだけでね。
だから、女子二人でお話ししているこのブログには
今後も姫さまのお話を積極的にしていきましょうよ〜
美慧: そうですねそうしましょう
とみ: ところで美慧ちゃん、これらの初夢はどこに飾られていたの?
美慧: 女子のトイレです。
とみ: トイレ??
あ〜なるほど「信玄ミュージアム」のスタッフさんは
だからこそ、トイレに工夫されているのね〜?
美慧: え??どういう意味ですか?
とみ: あら?美慧ちゃん、ここも武田氏のお勉強ポイントよ!
これはまたいつかゆっくりお話ししましょう