こんにちは。
「甲陽文寛〜甲斐武田 2019-2023~」ブログ管理人
高坂 美慧です。
武田 とみさんと本日は、信玄さんの残した歌についてお話ししていきます〜。
とみ :美慧ちゃん、11月3日、生誕日の記事、読んだわよ。
確かに、「文化の日」が信玄さんの誕生日って、納得だわ〜。
美慧 :信玄さんは若い頃、歌が好きすぎて、国事が疎かになっては、と
家臣から諌められたという話は聞いたことがあります。
とみ :そう。家臣とは板垣信方のことね。
歌が好きで、上手で、文学青年。文武両道の武将だったのよね。
美慧: 文学青年ですか!
とみ :そうよ。文学青年。
甲陽軍鑑では、先日話した
「人は城、人は石垣、人は掘・・・」
が有名だけれど、
同じ甲陽軍鑑の中では、恵林寺の高僧との間で桜に関する歌もやりとりしているし、
彼自身の百首の和歌集の中には恋の歌も残しているわ!
美慧: 信玄さんの和歌集?恋の歌?意外
とみ: そう、恋の歌。
法善護国寺(山梨県南アルプス市加賀美)所蔵の
「武田晴信朝臣百首和歌」があって、恋の歌も色々あるけれど、
一つ取り上げてみるとね、
君恋ふる涙の数は
小夜衣重ぬる袖も今日は朽ちなん
(あなたを想う涙の数は、寝巻で重なった袖も乾くことはなく
今日には朽ちてしまうことでしょう)」
美慧:信玄さんがたくさん泣くほど深く切ない恋ということですか…
とみ :えぇ、実体験であったのか、作品の世界の上でのことだったのかは
分からないけれど、信玄さんも一人の恋する男子だったということね…
この「武田晴信朝臣百首和歌」を見ると、
とても繊細で美しい信玄さんの視点をさらに楽しめるかもね〜
美慧ちゃんにとって、え〜〜〜?!だったかしら?
美慧:はい。意外でした…。
とみ :読んでみるといいわよ。するとああ〜、「文化の日」と重なるのも納得!
って感じるから。「武田晴信朝臣百首和歌」は武田神社で手に入るから。
美慧:武田神社って、あの武田神社ですか?本を出版しているのですか?
とみ :そうなの。和歌集の他にも色々武田信玄に関する本があるわよ。
調べてみなさんにもお知らせしてちょーだい(^^)
美慧:わかりました!
え〜っと、あ、本当にあった!
1500円です。
出版物は他にも色々あって、
個人的には「新編 武田二十四将 正伝」も
気になる〜〜〜
とみ :ふふふ。お疲れさま。