こうようのブログ(知能指数184で、下垂体機能低下症、多腺自己免疫症候群、膠原病、線維筋痛症、特発性過眠症、副甲状腺機能低下症)

こうようのブログ(知能指数184で、下垂体機能低下症、多腺自己免疫症候群、膠原病、線維筋痛症、特発性過眠症、副甲状腺機能低下症)

神童と天才と呼ばれ、下垂体前葉機能全部低下、副甲状腺と中枢性甲状腺機能症と特発性過眠症、線維筋痛症、その他多数の難病を不可解な治療中止や治療妨害で悪化させ、余命数週間から奇跡の復活を遂げた仕事人&カサノバを目指すブログ

 

裁くということ(連載第4話)

 

裁くということ

──司法は何を終わらせているのか

 

【第4話】裁判員制度は何を変えたのか(後編)

──印象の流入と物語への接近

 

前回は、裁判員制度の導入によって、裁判の重心がわずかに動き始めたことを書いた。

市民が判断に参加することで、裁判は「理解されること」をより強く求められるようになった。

証拠の抽象的な論理ではなく、出来事の全体像として提示される必要が出てきた。

そして出来事を理解するためには、どうしても人物が、動機が、因果関係が必要になる。

その変化の先で、何が起きているのかを今回は考えてみたい。

 

裁判は分かりやすくなる。しかしその分かりやすさの中で、別のものが入り込む。

印象である

 

被告人の話し方。

沈黙の意味。

視線の動き。

反省しているように見えるかどうか。

法廷に入ってきたときの表情。

質問に答えるときの間の取り方。

声の大きさ。

それらは本来、証拠ではない

法的に意味のある情報ではないはずだ。

だが人間が判断する以上、完全に排除することはできない。

僕たちは他者と向き合ったとき、言葉の内容だけを聞いているわけではない。

声のトーン、表情、身体の動き、沈黙の長さ。

そうしたすべてを総合して、相手がどのような人間であるかを無意識のうちに判断している。

裁判員も例外ではない。

法廷という場所にいても、人間であることを止めることはできないのだから。

 

ここで重要なのは、

裁判員制度が裁判を「壊した」という単純な話ではないということだ。

むしろ逆である。

裁判は、より理解されるものになった。

社会にとって説明可能なものになった。

判決がなぜそうなったのか、

その過程を市民が自らの目で見て、自らの言葉で語ることができるようになった。

それは間違いなく、司法にとっての前進である。

ただ、その過程で、近代司法が意図的に保っていた距離が縮まった。

 

証拠と人間のあいだの距離。

論理と感情のあいだの距離。

事実認定と印象のあいだの距離。

裁判員制度は、その距離をわずかに近づけた。

 

そしておそらく、その変化は制度の問題というより、人間が理解しようとすることの帰結なのだと思う。

人は、出来事だけを理解することができない。

必ずそこに人を見てしまう。

なぜこの人がここにいるのか。

なぜこの出来事が起きたのか。

理解は、いつも人格へ向かう。

 

近代司法は、その流れを止めようとしていた。

人格ではなく証拠へ向かわせようとしていた。

しかし裁判員制度によって、裁判は再び理解の側へ近づいた

 

それが民主化なのか、あるいは感情の流入なのか

今の段階では、まだ判断できない。

おそらくその両方であり、そのどちらでもないのかもしれない。

民主化と感情の流入は、対立する概念ではなく、同じ現象の異なる側面なのだろう。

社会が裁判に参加するということは、

社会の理解の仕方が裁判に持ち込まれるということであり、

社会の理解の仕方には必然的に感情が含まれている。

ただ一つ言えるのは、

裁判が以前よりも「納得されること」を求められる場所になったということだ。

そして納得とは、多くの場合、論理ではなく物語によって生まれる

 

ここから、次の疑問が生まれる。

もし裁判が物語によって理解され始めているのだとすれば、

裁判は本当に証拠によって判断されているのだろうか。

あるいは、証拠の不足を物語が補ってしまうことはないのだろうか

 

この問いは、裁判員制度への批判ではない。

むしろ、人間が判断するという行為そのものに内在する問題である

裁判員であろうと裁判官であろうと、

人間が証拠から出来事を再構成する限り、そこには必ず物語が介在する。

裁判員制度は、その構造をより見えやすくしただけなのかもしれない。

 

次回、

【第5話】「証拠と物語(前編)──断片から全体へ」に続く。

 

 闘病名

 多腺性自己免疫症候群(型が混在)

★下垂体前葉機能低下症(リンパ球性下垂体炎により)

 ・副腎機能低下症(アジソン病) 

・中枢性甲状腺機能低下症

・重症成長ホルモン分泌不全症

・ステロイドDM(1型糖尿病に準ずるステロイドホルモン糖尿病)

・周期性甲状腺機能亢進に伴う甲状腺炎

 ★副甲状腺機能低下症

★膠原病群

 ・全身性エリテマトーデス

 ・シェーグレン症候群

 ・ベーチェット病

 ★高血圧(8種類の血圧の薬)

★慢性心不全

★頻脈

★貧血

★線維筋痛症

★特発性過眠症

 ★慢性顎骨蜂窩織炎

★(慢性的に年4回ぐらい発症する)悪性外耳道炎(頭蓋底骨髄炎)

★足根幹症候群

 


社会・政治問題ランキングへ

内分泌・ホルモンの病気ランキングへ

線維筋痛症ランキングへ

闘病記ランキングへ