館山病院精神科デイケア“スウィング”は、
毎週木曜日に、ソフトバレーボールの練習を
合同で行なっています。
スポーツをすることに対してメンバー個々に
それぞれの目的はありますが、
ソフトバレーボールの合同チーム全体としての目標は、
年に1回の県大会において勝つことであり、
そのための練習を皆で工夫して行なってきています。
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6/3(水)、待望のその腕試しの機会が訪れました。
ソフトバレーボール内房地区交流戦
が袖ヶ浦市で開催され、
合同チームとして参加する機会に恵まれたのです。
三芳・館山合同チームの他には、
磯ヶ谷病院(市原市)から2チーム
木村病院(千葉市)
木更津病院(木更津市)
地域作業所和楽(富津市)
が参加し、計6チームでの開催でした。

開会式では、キャプテンが全体の前で挨拶。

試合は変則的に1セットマッチを繰り返し行ないました。
三芳・館山合同チームは、計7セットの試合を
行ないました。
毎週2時間の練習をこなしているにも関わらず、
最初の1セットのみで疲労困憊となってしまった
メンバーもいれば、何セットも出場したにも関わらず、
帰りの車の中も通常通りお喋りしていたメンバーも
いました。
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翌6/4には、館山病院のデイケアで運営
する喫茶店を貸し切りにして
いただいて、試合を撮影した動画を
皆で見ました。
「初めて試合に出たけど、
緊張して気持ち悪くなりました」
という、対外試合初参加の気持ちを語る
メンバー。
「一戦目で体力使って、二戦目以降きつかった」
「年齢的に連戦は無理だとわかった」
という、自身についての理解が進んだ
メンバー。
「自分は基本的なことを理解していないとわかった。
ポジショニングとか、サーブとか」
「緊張したけど、サーブが入ったことで、
落ち着いてやれるようになりました。
サーブの練習をもっとしたい」
「練習の時に声を出していたのが、
試合の時に出せなかったです」
「とにかく声を出すことが第一だと思う。
点を入れた時に声を出して楽しくできたら嬉しい、
逆に声出さないで負けたら悔しい」
という、今後更にチームや個人が
向上するための課題点を把握し、
それに対してすべきと思うことを語る
メンバー。
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メンバーが希望を持つこと…
そしてその希望に対し、メンバー個々が近づくための
力をつけていけること…
そしてそのために、メンバー同士のピアの力を
生かすこと…
そのお手伝いを我々援助スタッフはしたい
と考えています。
それを如実に感じられた2日間で、
援助スタッフとしても嬉しい体験のできた2日間でした。
精神科デイケアスポーツプログラム担当スタッフ