国立メディア芸術総合センター(仮)の建設に反対する際に、

「先にアニメーターに直接資金を投下するべきだ」という論調があるが、これはおかしい。

彼らは既に考える気力すら無いのか?

アニメーター個人で何もできないのなら、アニメーター同士で集まって

アニメ制作会社のさらに下で便宜的に請負会社を作れば良い。

そうすれば、立派な中小企業になり、政府の行っているさまざまな中小企業支援を受けることができる。

何もしないよりよほどマシだろう。

ところがアニメーターは何もできずにいる。そもそも個人対制作会社の請負契約であるのだから、これをやってなんら問題は発生しない。

アニメーターの生活が悲惨なのは事実だが、こうした対策に打って出ないのに、いきなり政府に直接の援助を求めるのはどうかと思う。仮に一個人であっても、請負契約により成り立っているのだから、従業員一人の個人経営(自営業)であっても支援が受けられる。

仮に国がアニメーター支援に動くにしても、じゃあ他の業界も、と際限がなくなるのは目に見えている。

そもそも問題はテレビ局による根拠不明な電波使用料や、広告代理店などの中間搾取に端を発しているのであって、国が支援しないからこうなっているわけではない。

この中間搾取については政府も動いているし、自分たちで出来ること(企業化による中小企業支援)はやるべきだ。

それもせずに国立メディア芸術総合センター(仮)の建設に反対するのはナンセンスだ。

たまごが先かにわとりが先か、などと言っている暇が有るなら、なすべきことをするべきだ。

ましてやアニメ制作プロデューサーなどがこういったことを言うべきではない。

制作会社も中小企業庁に支援要請すれば良い。

http://www.chusho.meti.go.jp/ でもじっくり見てから考えれば良いのだ。

同列に扱うな。