本題の前に。

久しぶりにやってしまった!

「記事を書く」で直接入力していた私が馬鹿でした。

現在我が家にはマウスなどというものはなく、ペンタブがそれの代わりに

なっているのですが、これは理由があって、マウスを握るとき、実は結構

小指が重要なんですね。実際動かなくなってみないと分からないでしょうが……。

で、ペンタブで「全体に公開」をクリックしたその時!

……やってしまいました。太い方でしてました。=戻る

おかげで全部消えましたとも! ええ。

ナローバンド時代に立ち返り、テキストエディタで書くべきかもしれません。


#余談ですが、やっぱりアレは終わる終わる詐欺の匂いがぷんぷんしますねぇ。



本題。

やたら長文で書いたのは消えてしまったので、さっくり行きます。

最近、ライトノベルが進化しつつあります。

ここ数年、「有機的ハイパーリンク構造」を備えた小説が増えてきました。

「有機的ハイパーリンク構造」というのは私の造語ですが、これは

作中に出てくるけど「読者が知っていることを前提にして書いている」ものでなく、

「読者が知っていると一層楽しめる」あるいは「知らないならほっとくぜ馬鹿野郎」

的な話が増えているということです。ようはマルチメディア戦略が打てない状況

あるいはしばらく(一・二年)アニメ化が見込めない状況である作品において、

でも出版社側は稼ぎたいので、業界全体が潤うように、有機的(以下略)を

仕込むことで、ユーザーを囲い込むという流れです。こうすることで、

マルチメディア戦略で取りこぼした客をもう一度すくおうという訳ですね。

「知らないんだろ? 悔しかったらこっちも読めよ」的な……。

これは最大限に悪くとらえた考え方ですが、ネタに詰まったり、筆が遅い作家

さんや、締め切りを守らない作家さんたちや、あるいは新人作家さんに

書いてもらうにはこういった有機的(略)を備えた作品を書かせるのは

手っ取り早くて簡単なのかな? と最近よく思うようになりました。

確かに、ネタを知っていると普通の作品より面白かったりするんですが、

こういうのが増えてくるというのもなんだかなぁ、と思います。

それより、「どっかで見たことある」系の方が入り込みやすいと思うのですが。

そのうち無機的ハイパーリンク構造を備えた、いわゆる「メタ小説」さえも

出版社側自ら率先して提供する世の中になるような気がしてなりません。

だとすると、今の数ある新人賞の中に、そういう趣旨の賞が出来ても

不思議ではありませんが、さすがにそれはやらないかな、と思います。

ただ、出版にとどまらず、ウェブ小説という形態で進出しつつある業界ですから、

あってもおかしくはない話ではあると思います。


有機的ハイパーリンク構造が増大し、やがて無機的ハイパーリンク構造が生まれる。

今その過渡期にあるのがライトノベル業界なんじゃないでしょうか。



ここまで書いたけど……たぶん、的外れ(笑)

でも、それっぽい話が増えているのは事実ですよね?