このブログで「素晴らしき哉、人生!」を連発していますが、この言葉は
1946年アメリカ公開の映画のタイトルです。不朽の名作。
個人的には「天使にラブソングを」もこれに影響を受けているのではないかと
思っていたりします。この時期に見る映画としては、そうですねぇ……
「乱気流 ~タービュランス~」ではクリスマスを前にした機内上映で
この映画を流し……というところもありますが、同じ年に日本で公開されたのが
黒澤明監督の「わが青春に悔なし」と。はて……どれだけの現代日本人が
この作品を知っているでしょう? うちの親の世代だってたぶん覚えていません。
この作品、主人公が人生の岐路に立たされるお話なのですが、黒澤監督は翌年
「素晴らしき日曜日」のメガホンを取っています。
うーん。これらの詳細なエピソードは知りませんが、もしかして、黒澤監督って
……狙った? 現実に直面しながらも、喫茶店を開く夢を語り合う映画。
日本人は真の意味ではキリスト教とご縁がないので、守護天使より現実を打開
する道の方が良かったのかもしれません。というか、戦後すぐだから日本人の
コスモス(花の方じゃないよ? 哲学の方です)が崩壊していた訳で。
で、その辺に知らず知らずのうちにインスパイアされていたのかどうなのか、
「女神~!」の第二節は実は今後に向けてかなり重要なシーンになっています。
大切なことは二度言いました、ばりに二度同じようなことをします。
(私の知る限り二度、なのであって、本当は何回なのか知らない)
それが喫茶店。基本的に実在の場所・モデルがあったり居たりしますが、
そのシーンに出てくる喫茶店は実在しません。
【後記】
某ドラマCDの「放送室でバンド練習」って、聴く度に思うのですが、
フツーの県立高校の放送室ってそんなご立派な防音設備(ブース)を備えた
放送室じゃないんじゃないかな、と。そんな何人も入れないと思う。