勇気を振り絞って、あえてタイトルに作品名をはじめて挙げました。


ハルヒシリーズの新刊がでないのには一応訳があるのですが、

とりあえずそれは横においておくとして、仮に新刊(驚愕)が出たとしても、

確実に2巻ほどで手詰まりになることが容易に想像できます。

ながるんこと谷川流先生と、角川スニーカー文庫は

キャラ設定上、唯一とんでもなく痛い過ちを犯しました。これこそが

手詰まりになる原因です。


朝比奈みくるがひとつ年上であった事は大失敗!!


難問1

彼女は最新巻において高校3年生です。(同時に鶴屋さんも3年生ですが)

姉さん、受験です。(それは事件だ! とツッコミ入れてね!)

SOS団どうするの? 部室の絶妙なバランスが崩れますし、

ハルヒのおもちゃが無くなります。


難問2

卒業と同時に「彼女の時代」に戻るとします。

で、結局彼女の本当の年齢は? それはこの際どうでも良いとして、

ハルヒが頻繁に彼女に会いたがるとします。 会えなかったとして、

連絡を取ろうとするでしょう。さてどうします?


これらへの回答は「長門有希がなんとかしてくれる」で解決、という

無粋なコメントはお断りします。先に述べたように、部室内は

絶妙なバランスで成り立っているので問題が発生しませんでした。

つまり、彼女がいなくなるとバランスが崩れます。これを長門が(ryだと

本当に何でもアリになるので、全ての事件が事件でなくなり、

故に物語が成立しなくなります。そのような無粋なコメントへは

「MADでやってくれ」で返答します。

ようは、公式として、どうするのか、という問題です。

朝比奈さんが同年代だったらまだ8巻は書けたでしょうが……。


ただし、これはシリーズ化においての問題であって、「憂鬱」に限定すると

ベストな設定でした。

年上なのにとても幼く見え、可愛いくせに胸が大きい。

だからこそ、ハルヒがおもちゃにするサブキャラうってつけの

キャラクラーになったのであって、これが同級生だと、朝比奈さんが主役

と見てもおかしくないし(当然キョンが主人公ですよ? 主人公と主役は違います)、

そもそも同級生だったらハルヒのことですから、ウザがることうけあいです。


以上、涼宮ハルヒの失敗(角川スニーカー文庫の失敗)。


ところで、いきなりですが問題です。

長門を萌えキャラとして神聖たらしめたのは誰でしょう?

私は谷口だと思っています。彼は実はかなり重要人物としてとらえています。

国木田くんは、……のちのストーリーテラーとでも言った方が良いかも。



最後に。このシリーズが崩壊に向かったきっかけは何か、と誰かが問うなら、

私は間違いなくこう答えます。


「ながるんが長門を嫁にしたから」


これに尽きます。あまりにも思い入れが大きくなりすぎてますよ、先生。





以下、「どう終わるかは気にしなくて良いと思うの 」の続きかも。


さっき某女史と列車内で話している途中で私の以前の記述が

間違っているのではないかということに気づきました。


唯一、主人公が死んだときに物語は終わる。

これ自体は間違いではないはずですが、

主人公の語りで作品がつづられている場合、

仮に私が主人公の死で終わらせると……

たとえば、最後の一文は次のようになります。


「あぁ、神に召されるときが来――」


このようにして、文末に「。」がつかない終わりになります。

終わりといえば終わりですが、しかし人間が死ぬとき、

思考が完遂されると思えません。ですので、私が書くならこうなります。

これで物語は「終」となるのですが、おそらく読者側からすると、

「ん? 乱丁? 何これ?? 脱字?」となるはずです。

ただ、どれだけ想像しても、ここで終わりは終わりのはずです。

「実は死んでいなかったのかも」というヤボな発想はやめてください(笑)