皆様こんばんは。


今日はいつも以上にどうでも良いことを。


私が小学生の頃、毎週金曜20時からのミュージックステーション(テレビ朝日系)を見るのは必須中の必須でした。「めちゃイケ」や「ASAYAN」、「HEY!HEY!HEY!」「うたばん」「炎チャレ」などもそうでしたが、小学校のクラス全員が必ず見ている番組というのがたくさんあった時代です。

それでそのいわゆる「Mステ」の前に5分ほど、謎の音楽番組があったはずです(あれ、20時前の5分間ではなく19時前の5分間だったかもしれませんが)。その番組は、B'zやZARD、小松未歩、大黒摩季、DEEN、FIELD OF WIEW、WANDSなどいわゆる「ビーイング系」のシンガーたちの専門番組でした。

私が小学校高学年くらいになると(1998年前後)、GLAYやL'Arc〜en〜Ciel、Mr.Children、あと安室奈美恵、SPEED、浜崎あゆみなどが台頭してきて、日本の音楽シーンはその後2005年くらいまでセールス的に「黄金期」を迎えるわけですが、ビーイング系のアーティストも根強い人気を誇り、とくにアニソン系では絶大な支持がありました。

ただ当時の私は、B'zやZARDはよく聴いていましたが、「DAN DAN 心魅かれてく」とか「世界が終るまでは…」などのアニメ主題歌は、子供心にどちらかというと「ダサい」と思っていました。その時から斜に構えるような性格だったのです(まあ前者はZARDの坂井さんの楽曲ではあるのですが。。)。

そして時空を超えて25年ほど後の2022年。

あらためて「世界が終るまでは…」や「突然」「瞳そらさないで」などをふと聴く機会が最近あったのですが。

まあ、ダサいとは全く思いませんが「時代性」を強く感じたところではありつつ、ではあったのですが、いやなんかあの頃のビーイング系の楽曲が、スッと、自分の体になじむような、不思議な感覚があったのです。

この感覚は、もう間違いなく、自分が35歳というオッサンになったからに違いないのですが、小学生のときにダサいと感じていたヒット曲たちが、今になって、なじんできた。いや「カッコいい」とはあまり思わないんですが、何というかよくもわるくも、今の自分の等身大くらい、というような、妙な心地よさがあるのです。

特に気になっているのは、FIELD OF WIEWのデビュー曲(というか再結成後の1stシングルらしいですが)である「君がいたから」です。

シングルのジャケットとかも、なんとも言えない昭和感があるのですが(ググってみてください。というか平成の曲ですけどもね)、ZARDの坂井泉水さんの洗練された作詞作曲で、まあ、「エモい」っすよね。

歌詞とか、編曲のしかたも今の時代ではなかなか作られなさそうだなぁというところが多く、面白いです。ベルみたいな金属系の音を多用してるのが良い。クリスマスじゃないのにクリスマスソング感。伴奏なのにボーカルを同音でそのままトレースしてるところとかもありますからね。あとボーカルの方の声があらためて、良いですよねー。1番ではほぼボーカルを加工してないのも、今となってはむしろその方が良いです。

1995年の曲ですが、27年で本当に色々なことが変わるのですね。今聴くと、シンプルすぎてちょっと物足りないと思うくらいなんですが、それがまたいいんですよねー。

あと「輝く季節の中で」というドラマの主題歌ですが、歌詞にまるまるそれを入れ込んでるのもストレートすぎて今では考えられないようなド・タイアップ感、商業感ですよね。それも最高です。J-POPの楽曲には、確かに「そういう感じ」があったんです。それは決して悪いことではない。シンプルにフェイドアウトして終わるのも最高です。


これから色々とビーイング系の曲を漁ってみようかと思います。ちょうど、つらい(?)中高生時代より前の楽曲なのも、良いかもしれませんね。

とりあえず「君がいたから」をヒトカラで熱唱したい。。。。


おやすみなさい。