ボス「もー、熟れてるんじゃない。

食べた方が良いかも。」

お言葉に従って

 セミヌードにした  あいこ

を採ってみた。



「あれ、そんなに赤くないえーん

「ほんとだ。葉の濃い緑の中に

あると十分赤く熟してる様に

見えたんだけど。」

   初モノ

と同時に20数年前の記憶が

一瞬に思い出された。

カルフォルニアの山の中

に住んでいた。

ドライブウエイに

   トマト

を一本植えた。

苗は育ち、実を一つ付けた。

そして日々、赤みが濃くなり

「明日、

 収穫出来る!」

翌朝、雨が降っている。

ドアを開けてトマトを見ると

まさに、 鹿🫎 が

トマトをかじる所

「コラームキームキー山中響く叫び!

その声にビックリした

  鹿

足が滑って、スッテンコロリン

とヒックリかえった。

だが、その口には熟した

   トマト🍅

を咥えて、ピョン〜ンと

柵を飛び越え、山に消えた。

以来、鹿を見ると

このシーンが浮かぶ!

そして場所は変わり

大村湾の海辺で育った

ミニトマト あいこ

あの鹿を思い出しながら

口に投げ込み、噛み砕いた。

やっぱり、少し早かった。

甘みより酸味が強い。

もう一回噛む

皮が、シャキシャキ

じっくりと優しい甘みを感じる。

よし、鹿さん もう許してあげよう!


追伸: ボス 「水やりを少なくすると、甘くって言うよね」

ーー>確かにそうですが、初心者に
は難しいらしい。なので普通に
水をあげ続けるのが私の結論。