朝から、うつらうつらとしていたビオラさん。


さすがに今日、こんな状態で病院に連れて行けるかと悩んでいたところ



ビオラ突然、すっくと立ち上がり、トイレに行き尿をだし

水場に行き水を飲みました。


ビオラは生きている。生きようとしている。


まだオシッコも作られている。




私、昔「猫は孤高の生き物」と言われても

ピンとこなかったのです。


だって我が家の猫達は、超が付くほどの甘えっ子で




ダンボールをボロボロにして遊んだ後で

くーん、と言って見上げてきたり、



こんな格好で転がってあくびをしていたり




床にこんなふうに転がっていたりしているので、


孤高とは??と思っていたのです。


でも、病と向き合う猫と

一緒に暮らしていて


猫の強さ、しなやかさ、気品、

見事なまでの生き様に

尊敬の念を持って

孤高の生き物と思うようになりました。




ビオラはまだ生きようとしている。


そう思ったら、やっぱり病院に、向かっていました。


点滴をしていただき、注射を入れていただいたら




ずいぶん楽そうな表情になりました。


やっぱり行って良かったのかな。



病院で、今日は心臓も見ていただきました。

2年前から患っている肥大型心筋症。こちらが、かなりマズイ状態になっているそうです。


心臓が上手く働かないので、点滴もあまり入れられない。


すると、今弱っている腎臓へのヘルプも難しくなる。



「肥大型心筋症のお薬を2錠追加しませんか?」

との提案を受けました。


朝晩飲むお薬が1錠。

1日1回が1錠。

これに、今飲んでいる心臓のお薬が1日1錠。


自力で全く食事が出来ず、強制給餌も全力拒否になっている今のビオラに、そんなに多くのお薬を飲ませる事が可能なのか?


その上ビオラは以前、

別の心臓のお薬を飲んで

身体に合わなくて、嘔吐と下痢で苦しんだ事もあります。


このお薬を飲んで、

ただでさえ辛い今、

嘔吐と下痢になってしまったら?

と、つい考えてしまいます。


そして、お薬を飲むこと、そのものへのストレスもあります。


しかし、もし、

お薬を無事に飲めて、心臓が少しでも上手く動いてくれたら、

もう少しビオラも楽になれるかもしれない。



猫の闘病は、

何が正しいのか

何を選んだら良いのか


本当に、悩ましいです。


心臓のお薬を飲ませ始めたら、

ビオラの体調が今よりも悪くなっても


お口をこじ開けて飲ませることになるのだろうか。

抵抗も出来ない弱ったビオラを捕まえて、

口を開けさせて

お薬を飲み込ませ続けるのか。


最近、お薬を飲ませたり、強制給餌をするから、

ビオラ、抱っこされそうになると

弱った身体で必死に逃げるのです。


そのストレスも考えながら、


夕方までに、決めなければなりません。



ビオラは、望まないかもしれないな。


でも、人間は


この子と1日でも長く一緒にいたいとの

エゴを抱えているから。




大好きなんだよ。


だから、こんなにも迷っている。