昨夜、東京サントリーホールに行ってきました。



が。


我が家の猫のビオラさん。



3月末に腎盂腎炎を患い、熱や高い炎症反応を乗り越えてなんとか生き延びてくれたものの、片方の腎臓は小さく潰れたようになってしまい、慢性腎臓病となり

今は服薬と病院での点滴注射をしながら

頑張って命を繋いでくれています。


慢性期というものの、先週はドパッと血尿がでてしまったりする状況です。

この子の服薬は、命を守る為にとても大切。

そして、娘一人では猫にお薬を飲ませられない。

娘、前日まで一人でお薬をあげられるように努力をしてくれたのですが、失敗が続いてしまい、ついに泣き出してしまいました。


これではいけない。


ので、今回は、コンサートは前半だけ聞いて帰宅することになりました。




猫の事は心配ですが、とにかく東京へ向かいます。



サントリーホール。

雨が降りはじめていました。




公演前に皆様と一緒にお茶もして

とても気持ち良く会場へ向かいました。


会場には綺麗なお花たち。





牛田さん、沢山のファンに

本当に愛されているピアニストさんですね。



プログラム


ボロディン:「イーゴリ公」より

   ダッタン人の娘たちの踊り〜

          ダッタン人の踊り


ラフマニノフ : パガニーニの主題による狂詩曲


休憩


ラフマニノフ : ピアノ協奏曲第3番


東京フィルハーモニー交響楽団


指揮:飯森範親


ピアノ:牛田智大


こちら、ラフマニノフ ・イヤー2023 生誕150年コンサート全9公演のトップ公演となるのですね。


1月9日と12日に行われる最終公演も牛田さんです。

今度はピアノ協奏曲第2番ですっておねがい




サントリーホール、いつ行っても格式の高い

素敵なホールだと思います。


聴いている方も、シャキッとする感じです。


舞台にははじめからピアノ。

スタインウェイです。


楽団の方々が入場されて

コンサートが始まります。


ダッタン人の娘たちの踊り〜ダッタン人の踊り。


とても好きな曲です。


今回グイグイと進むかのようの音楽で

始まりました。


そして、牛田さん登場。


パガニーニの主題による狂詩曲。


この曲は、以前上原さんが弾かれているのを聴いてすっかり魅せられて

その後、トリフォノフの録音にのめり込んで

1日3〜5回を3ヶ月くらい。

多分100回は聴きました。


それくらい、のめり込んだ曲です。


牛田さん、

キリリとした重めの音色と感じました。

凄く素敵です。


ラフマニノフ のロマンティックさと

甘くなりすぎないスピード感


そして、音と音の間の美しい緊張感漂う静寂。


そして、18変奏の優しく美しいことといったら


あー。この瞬間のために

今ここにいるんだなぁって

そう思ってしまうくらい素敵でした。


曲が終わって、

会場から大きな大きな拍手が鳴り止みません。


何度も何度も舞台に出てきて挨拶をしてくれる牛田さん。


だんだんと顔が綻び笑顔になっていくようです。




会場は、静かに熱を持って休憩に入りました。


今日はきっと、大成功。


終演後は、会場は万雷の拍手と熱気に包まれるに違いない。


そう確信しながら、ホールを後にしました。


そして、後でネットを見ると、皆さん大絶賛!


きっと、ホール全体を揺るがすかのような

熱狂だったのではないかしら。



ずっと応援してきた方が

こんなにも素敵なピアニストさんとして

会場を熱狂させているなんて

すごいです。


素敵な時間をありがとうございました🎶