1月12日から始まります、牛田君のプログラム。

ショパンのバラード1番が話題を呼んでおりますが

個人的に結構注目しているのが、リスト「死の舞踏」です。


これ、超難曲…デス

そして、とってもいい曲です♪

牛田さん、「戦争ソナタ」とか、「メフィストワルツ1番」とか

この手の曲、お好きでしょ(o^-')b

激しさと優しさと切なさの同居した、美しい響き。

以前「ダンテソナタ」を聴いて以来思っているのですが

牛田さん、こういう曲も、とっても似合うんですよね~~~。


こちらの演奏、リンクしてみました。

すみません(^_^;)未だにリンクしか貼れなくて

皆さまみたいに、映像をこちらに貼る方法がわからないのです…。


https://www.youtube.com/watch?v=B2RWDiHlRPg


これを、どう弾かれるのか、本当は、是非拝見したい!

さきほど、ついうっかり、大阪のチケットを取りそうになりましたわ(^▽^;)

危ない危ない…。


自営業で、ほぼ年中無休営業+両親看病中なので

これ以上、家を空けられません!!

(特に土日は忙しいのです)


解説はこちらをどうぞ。こちらに、ピアノ&管弦楽の曲もあります。


http://www.worldfolksong.com/classical/franz-liszt/totentanz.html


「怒りの日」といえば、ヴェルディやモーツアルトのレクイエムなど、有名と思われます。

ヴェルディはこちら

https://www.youtube.com/watch?v=F_RYJg8-dSo


モーツアルトのほう、日本語訳までついていたので

こちらなどいかがでしょうか?


https://www.youtube.com/watch?v=JeBWBuZbFpE



それにしても…このプログラム…並べてみます。


モーツァルト: ピアノ・ソナタ第11番イ長調 (トルコ行進曲付き)K.331
ショパン: バラード第1番ト短調 Op.23
リスト: 「死の舞踏」~『怒りの日』によるパラフレーズ S.525
*** 休憩 ***
シューマン: トロイメライ
ショパン:  練習曲 Op.10-3 「別れの曲」
リスト: パガニーニ大練習曲集より第3曲「ラ・カンパネラ」
ラフマニノフ: ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 op.36



以下、きわめて妄想解釈です。

「え~それは違うよ!!」「考え過ぎ!!」との方は是非反論お待ちしております!


モーツアルトのソナタ11番も有名な曲ではありますが

「トルコ行進曲」というところに微妙に注目しますと

オスマントルコのヨーロッパ進軍とも関係してくる

ある意味「戦争」による「文化衝突」が生んだ曲とも考えられます。


ショパンのバラード1番も…優しいだけの音楽じゃないですよね?


そこにこのリストの「死の舞踏」…。


シューマンのやわらかな夢「トロイメライ」も、この中にはいると

何やら儚さを感じます。人の夢と書いて儚い(はかない)……。

次にショパンの「別れの曲」…別れてます…。

リストの「ラ・カンパネラ」は、まるで葬送の鐘のようでもあり

ラフマニノフピアノソナタ2番も、

ローマで娘が病で倒れた時に着想を得たとか

「怒りの日」の歌いだしに似たフレーズありとか

「メメント・モリ(自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな)」の思想ありで…。

参考

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8E%E3%82%BD%E3%83%8A%E3%82%BF%E7%AC%AC2%E7%95%AA_(%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%8E%E3%83%95 )



あの…「死」と「別れ」が大きなテーマになっていませんか??


牛田君…?


「死」を想い、「別れ」を想い、今このひと時を、懸命に生きろ。

この機会は二度と繰り返されることはない。

(自分の生に二度目はなく、この出会いは生涯に一度きりである)

すなわち「一期一会」ということなのでしょうか。


天使のような微笑みで、どんなリサイタルをされるおつもりなのでしょう( ´艸`)

やわらかな音楽を想像してこられた方、度胆を抜かれますよ。

でも、そこも含めて、期待しています!!о(ж>▽<)y ☆


(追記)

一晩眠ってよく考えてみると

「トロイメライ」は、闇に光る、夢の輝きなのかな

な~んて。一条の光。


牛田さんのピアノは、哀しみや苦しみを真正面から受け止めた上で

優しさと愛情をめいっぱい貰えるように思えます。

だから、心のとても深いところまで、音楽が入って来て

ものすごく綺麗な贈り物をもらったような気分になるんです。