心に残る名言集18 「何!?」
7年ほど前、大ヒットとなったアクションゲーム「鬼武者」。
主人公・明智左馬介が妖怪たちをちぎっては投げ、ちぎっては投げ。
左馬介が金城武をモデルとしていたのも話題を呼びました。
フルポリゴンの金城武↓
この「鬼武者」なんですが、ストーリーが突っ込みどころ満載でして、
冒頭で織田信長が足軽の放った弓矢で額を打ち抜かれ、あっけなく即死。妖怪のドン・ガバチョとして蘇るというイカレポンチな設定がひときわ異彩を放つ名作でありました。
ほんでまぁ、左馬介は相棒の女忍者・楓(かえで)と共に妖怪たちを無差別に殺していく旅に出るんですけど、稲葉山城で七歳くらいのボウズ・夢丸といきなり出会うのですよ。
しかし、これまた何の前触れもなくあらわれた変態・羽柴秀吉に夢丸は誘拐されてしまう―
左馬介 「楓!夢丸の素性を調べてきてくれ!
おれは秀吉を追う!」
楓 「わかったわ!」
見ず知らずだった夢丸の素性調べに奔走する楓。
そして秀吉を追うと言ったものの何の手かがりも得られず、とりあえず妖怪の死体の山を築いていく金城さん。ストーリーの進展が一切ないにもかかわらず、妖怪たちを無差別殺戮する快感はおそらく金城さんにしか分からないでしょう。
しばらくして夢丸の身辺調査を済ませてきた楓が帰還。
「左馬介、分かったわ!夢丸は農民の子よ!」
そしてそれを聞いた左馬介、シリアスにこう言いました。
「何!?」
いやいやいや、何そのリアクション。
農民でなんか不都合あるんかい。
それともなにか?「農民の子」よりも「大金持ちの庄屋の子よ」とか「信長の隠し子よ」とか、たいそうなこと言われるのんを期待してたんかい。
楓 「夢丸は農民の子よ」
左馬介 「何!?」 (大きめの声で)
子供ながらにええ気はしないでしょ。
彼女 「いじちんは農民の子よ」
初めて会う彼女の父親 「何!?」 (結構大きめの声で)
僕だって普通に傷つきます。
金城さん、いったい「農民の子」のどこが「何!?」なんですか?
納得のいく説明お願いします。