心に残る名言集17 聞くまでもない二択
5日前、交通事故起こしちゃったんですよ。
バイクでまっすぐ走ってたら、イカリスーパーに入ろうと焦ったおばちゃん(乗用車)が、僕のバイクなど見えないかのように右折してきまして。
僕の右足にバチコーンと追突してきよったんです。
いわゆる右直事故。
僕をなぎ倒してでも店に入りかねない勢いを感じたので、おばちゃん、はよ買いもんしたくてしゃあなかったんでしょう。
イカリスーパーに入りたくて入りたくてうずうずしていたんでしょう。
連絡先とともに何をそんなに急いで買うつもりだったのか聞いておけばよかったです。
そんなこんなで、バイクは大破。
秋の夜空の下、僕は不細工に宙を舞うことになりました。
気がつけば路上で仰向けになっていたいじちん。
我が愛車カワサキ・Dトラッカーに目をやると、
エンジンにつながっている管(くだ)という管から液体が流れ落ちているではありませんか。
なんと無惨な光景。
ガソリンまで出血大サービスで漏れまくっちゃってます。文字通りバイクの大出血。
初めてみたけどガソリンて案外黄色いのな。
まるでバイクから大量のオロナミンCが漏れて出てるかのよう。
そして救急車が呼ばれ、運びこまれるいじちん。
救急車の中で応急処置をされます。
「大丈夫か?足のほかに痛いとこないか?」
「すぐにでも病院搬送したげたいねんけど、もうちょっとだけ待ってな!ごめん。」
「財布とか携帯とか落としてない?」
救急隊員の方が本当に親切な方で、もう至れり尽くせりで看護してもらいました。
「一刻でも早く病院に連れて行くのが私の使命です」みたいな情熱あふれる隊員さん。
その隊員さんが、神妙な面持ちで僕のところにきました。
「あんな、今から聞くことに、しっかり考えて答えてくれ。」
おうおう、一体何の話なんですか。
隊員 「今すぐに案内できるI病院と、まだ受け入れには時間がかかるT病院があるんだ。
I病院は君の家も近いし、すごく便利だと思う。
それで君に聞きたい。I病院とT病院、どっちがいい?」
いじちん 「いや、そらI病院でお願いします。」
隊員 「うん。でもな、I病院な、今夜遅くで時間外やねん。
耳鼻科の先生しかおらんねんけどいい?」
いじちん 「・・・」
隊員 「いや、きっと耳鼻科の先生もレントゲンくらいは撮れると思うねやん。」
いじちん 「・・・T病院は?」
隊員 「T病院だったら外科の先生も整形外科の先生もいるみたい」
いじちん 「・・・」
隊員 「で、どっちにする?」
いじちん 「・・・T病院でお願いします。」
隊員さん、聞くまでもないっしょ!
耳鼻科じゃ僕の足の骨折とか診断できないっしょ!
さすがに事故してパニクってた僕でも判断できます。
最後までつきっきりで面倒見てくれた隊員さん、お勧めのI病院を選ばなくてごめんなさい。
おかげさんで養生してます。