ハルカの事件簿1
僕には2歳下の妹がいます。
名前をハルカといいます。
昔の日記で一度だけ登場しましたが、
こいつがほんとキチガイ。
兄貴の僕からみても本当に理解に苦しむクリ-チャーなんですわ。
ちなみに彼女は近所で「エイリアン」と呼ばれていました。
これからしばらく、妹の起こした数々の事件を紹介したいと思います。
ハルカの事件簿1 「うんこ事件」
妹が2歳児だった頃です。
妹が家でうんこをもらしました。
畳の上でもっさりと。
あのとき目に飛び込んできた映像を忘れることはできません。
公園に落ちているうんことは明らかに異なる質感と重量感。
今でも鮮明に、あの日の畳とうんこが思い出されます。
そして何を思ったか、妹はおもむろに顔をうんこに近づけました。
え?いったい何をするんだ?
そして彼女はなぜか口をぱっくり開けるのです。
僕は恐れおののきました。
そう、妹はうんこを食べようとしていたのです。
4歳だった僕はただただ、唖然として見ているしかありませんでした。
しかし、祖母(当時は同居していた)が直前で気づき、
妹をだき抱えてうんこから引き離しました。
危ない危ない。
間一髪、妹が汚れた人になるところでした。
お嫁に行けないどころか、差別の対象にされかねません。
しかし当の彼女はそしらぬ顔。それどころか不満そうな顔さえしました。
コイツどんだけうんこ食べたいねん。
なんでかわかりませんが、妹はうんこを欲していました。
そんなにうんこがおいしそうに見えたのでしょうか。
うーん、わからん。
僕は今でもうんこをするたび、この思い出がフラッシュバックしてしまいます。
妹も今では大きくなり、この話をすると怒ります。
ハルカの事件簿 つづく