毎日暑いですね。


.....気づけばブログの更新を10ヶ月以上、怠っておりました事をお詫び申し上げます(^◇^;)


僕は元気に過ごしております。笑




今年に入り、僕自身沢山の事を学んできたような気がします。


昨年までは自分の内側から湧き出てくる音楽、

考え方や行動力も、

なんとなく滞っていて

(それが悪い事だとは言いませんが)様々な物事が進み辛い時期が続いていました。


今年は

モジモジ立ち止まるのではなく、考えるのと同時にとにかく実践をしていく中で勉強をしてきた感覚です。


不思議と音楽は生活や人生と深く結びついているもので、

生活の中での自分の在り方が良い意味で楽になってきたような気がします。


またそれに影響されて、演奏の中にもアイディアが湧いてきたりするという、良い循環が生まれて来ました。



シュヴァルツコップがマスタークラスで

「人はとにかく学んで学んで学ぶのです」

みたいな事をおっしゃっていましたが


そうありたいなと思うわけです。







さて、夏もそろそろ終わりに近づいてきているところで、8/24(土)は19:00〜ピアノ三重奏のコンサートがあります。場所は新宿にあるガルバホール。






メンバーの紹介をしますと、


僕が仙川に住んでいた頃、隣の部屋が音楽教室だったのですが、鈴木睦美さんはそこのヴァイオリンの先生でした。


隣だったのでパンを焼いてきてくれたり

お仕事を紹介してくださったり

娘さんのピアノの先生になったり


とてもとてもお世話になっておりました。


チェロの丸山朋文さんは鈴木さんが全信頼を寄せるチェリスト。

チェロの地に足のついた音色が本当に素晴らしいなぁと聴くたびに思うのです。


プログラムで演奏するブラームスは昔からの憧れの曲。


「トリオの演奏会をするなら是非1番を!」


とヴァイオリンとチェロのお二人に頼み込んでやることになりました。


ピアノパートは非常に非常に難しい。。


一つ一つの要素が大事で、和音の種類、旋律の構成...どれをとっても裏付けがあり全く隙がない。


しかもそれが人間の感情、世界のあらゆる物事のエネルギーを含んだものとして存在している素晴らしい作品です。


そして今まで馴染みのなかったアレンスキーという作曲家。アレンスキーは2台ピアノのための組曲がよく知られていて、ラフマニノフやスクリャービンの先生でもあったそう。


このピアノ三重奏曲もしばしば取り上げられます。


この旋律やハーモニーの動きの美しい事、、一度聴いたら耳から離れない冒頭の旋律。


その構成要素は細かく分解され全楽章を有機的に結び付けています。


美しさだけでなく、そこに作曲家の哲学を感じ曲から沢山のインスピレーションを得られます。


これまた、ピアノパートが難しいのです。


(難しい難しいばっかり言ってる💦)


ここ数日、漸く手に馴染んできました...


千原卓也さんのトリオ作品を演奏するのもこの演奏会の楽しみの一つです。


今を生きている作曲家に聴いてもらいアドバイスを頂き、音楽を構築していく事がなんとありがたい事か!


水曜日に作曲家の千原さんに初めて聴いていただくので僕自身もとても楽しみなのです。


千原さんの作品はシステムに基づいた音づかいが全体の構造を強固なものにしています。


無調という中に、やはり機能和声の働きをどこかで感じる事ができるはずです。


演奏会の冒頭はコダーイのヴァイオリンとチェロのための二重奏曲。

この前聴かせてもらいましたがどこか懐かしい響きが聴こえてきます。


民謡研究から得た土着的な響きというのは

もしかすると潜在的に僕たちが親近感を感じるものなのでしょう。





....という曲目紹介はこの辺にして。


詳細を以下に載せますのでご都合のつく方は是非いらしてください^_^!








○日時

2024年8月24日(土)

19:00開演(18:30開場)


○場所

ガルバホール


○入場料

前売り3,500円

当日4,000円


○プログラム


ブラームス/ピアノトリオ第1番ロ長調

アレンスキー/ピアノトリオ第1番ニ短調


Violin:鈴木睦美


Cello:丸山朋文


Piano:比嘉洸太




○お問い合わせ


セシオン音楽企画

hamu_haname-music@yahoo.co.jp