『今週のカレンダー』
＆『今週の季節の歌』
合併号
5月 16日 （火）～
「大安の日」です。
そして、5月第二日曜日の
5月 14日 ～ 本日は
『母の日』です。
今日は母の日ですので、早速
母に捧げる歌を2曲選んで
みましたのでご紹介いたします。
母を歌いました作品は数多くあり
ますが、昌子さんが敬愛されていま
す島倉千代子さんのこの歌は、
時代を超えた不朽の名曲と呼ばれて
います。
母に捧げる歌の1曲目として、
フルコーラス島倉さんのセリフ入り
の歌でお聴き願います。
『東京だョおっ母さん』
次に、母に捧げる歌の2曲目として
ご紹介いたします歌は、昌子さんの
『おかあさん』です。
今では、母の日のイメージソング
として定着してカーネーションと
CD版『おかあさん』のセットでの
プレゼントも珍しくありません。
『おかあさん』
2014年1月1日 テレビ朝日放送の
元日歌い初め6時間スペシャル番組
『にっぽん名曲遺産』より
『続・今週の話題曲』
今週は『母の日』特集として、
昌子さんがお母様の幸子さんから
受けられた無償の愛の足跡を
誕生から2度目の引退まで60年間
にわたって、様々な資料と印象的
な昌子さんの歌声でたどって行き
たいと思います。
１．お母様・幸子さんへ
カーネーションの贈り物
『おかあさん』
2012年5月13日戸越銀座商店街にて
『母の日』イベントで400本のカー
ネーションを配られました。
お母様へは、朝一番にピンクのカー
ネーションを贈られたそうです。
２．昌子さん（3才ごろ）と
お母様との回顧録（その１）
森昌子著『明日（あす）へ』
幻冬舎出版より一部抜粋しました。
母は心臓弁膜症だったため床に臥し
ていることが多く、私は夕方になる
と小さなちゃぶ台を台所に運び、そ
の上に乗ってお米を研ぎ始めます。
母が常に自分のそばにいてくれるこ
とが嬉しくて、侘しさを感じたこと
はありませんでした。
私にとっては父の帰りもまた、大き
な楽しみでした。
父が毎週土曜日に持ち帰るアイスク
リームに釣られて、食べ終わると父
は決まって歌本を渡すのです。
『お父さん、昌子には無理よ、平仮
名だってまだ読み書きできないのに』
私は臥している母に読みを教わりな
がら、必死に平仮名と歌謡曲の歌詞
を同時進行で覚えました。
※ 昌子さんが1歳7か月で初めて歌わ
れた歌謡曲がこの歌です。
『南国土佐を後にして』
３．昌子さん（10才ごろ）と
お母様との回顧録（その2）
森昌子著『母親力』
SB新書出版より一部抜粋しました。
私が10歳になったときのことです。
私たち家族は東京へ引っ越すことに
なり、住まいは六畳一間の八軒長屋
でお風呂もお便所もない生活です。
当時の昌子さんの家の様子です。
（週刊文春2018年1/4・11日号）
ある日、担任の先生が直接私の家に
やってきました。
『森田さんがこのところずっとお休
みなので具合が悪いのかと』（先生）
『毎朝、元気に学校へ行くのを見送っ
ています』（母親）
私は母親と担任の先生の前で正座を
させられ、問いただされました。
理由（いじめ）を知った先生は私の
無断欠席を許してくれました。
母は畳に額を擦りつけんばかりに
『申し訳ありませんでした、私の責
任です。明日からは私がこの子を校
門まで連れて行って、先生に引き渡
します。』と申し出たのでした。
私はいけないことをしている。
母親を泣かせて困らせていることに
気づきました。
このときの経験は、私の心に深く
刻まれました。
※昌子さんの1974年のアルバム
「おかあさんに捧げる詩」より
『ママに捧げる詩』
４．大きな賞を受賞した時は
いつも一緒に喜んでくれる
お母様の姿がありました。
『せんせい』
第3回日本歌謡大賞（1972年11月）
放送音楽新人賞の受賞シーン
『越冬つばめ』
第25回日本レコード大賞（1983年）
最優秀歌唱賞の受賞シーン
５．お母様は衣装作り、
育児の時や辛い病気の時も
昌子さんを支え続けました。
スポニチ連載『我が道』
2016年2月23日号より
NHKテレビ テキスト（2014年）
『きょうの健康』3月号より
６．昌子さんの引退
記者会見の際、お母様に
ついて話された内容
2019年3月28日の引退記者会見で
家族への報告（4分40秒～6分00秒）
『あなたの愛に
包まれながら』